私の場合、15年間はうつ病の診断で、抗うつ剤による治療、その後3年間は双極性障害の治療に代わりました
最初にうつ病と診断されたのは、大きな転勤があったあとです。
それまでも、三年に一度くらいちょっとしたうつがありました、そのころは、仕事の大変な時期と重なるので、その重さからくるものと思っていました。
それらの仕事が終わると、元気になるのです。
今思えば、このころが鬱の発症時期なのかもしれません。
さらには、双極性障害だったのかもしれません。
うつの状態でも、お酒を飲むと気が大きくなり、カラオケを振り付けて歌ったりするなど、結構人気を得て喜んでいた時期があります。
ただやっぱり、うつの状態がつらいので、数年後に初めて心療内科を訪ねました。
その時は、リーゼとパキシルを処方してもらいました。
薬が効いたのか、仕事が楽になったのかはわかりませんが、薬を飲み続けるようになりました。
でも、うつが良くなると医者に行かなくなって、自分で断薬してしまったのは今思えばよくなかったのかもしれません。
医者も、いくつか転院してしまいました。
三つ目の医者は結構丁寧に話をしてくれるので、信頼してかなり長く通いました。
抗うつ剤の量を、症状に応じて減らしたり変えたりしてもらえました。
私の鬱によく効いたのは、ミルタザピンでした。
そんなこんなで、薬治療で15年間の歳月が流れました。
ここまで、双極性障害の診断がなかったのが今思えば失敗だったのかもしれません。
私の場合、双極性障害のⅡ型なのだと思います。
人生を破滅させるようなことや、大きな借金を作るようなことはありませんでした。
そんなことから、双極性障害と気づくのが遅れたのだと思います。
今通っているクリニックで、うつから回復すると結構奥さんとけんかになってしまうことや、いらいらすること。株を積極的に買ってしまうことなどを話したら、双極性障害ではないのかとの診断でした。
その後、これまでの経過等を話しました。
双極性障害の場合、抗うつ剤はできるだけ減らさないと、躁と鬱のサイクルが頻繁になってしまうとのことです。
そんなわけで、今は炭酸リチウム500mgとミルタザピンを毎日飲んでいます。
うつへの転換は、年に3回程度です。いつも春と秋なので、気候の変化にも敏感なのかもしれません。
うつ状態はこれまで三週間でピタッと収まったことが多かったのですが、今回は五週間に伸びてしまいました。
二週間伸びただけで結構大変な状態でした。
三週過ぎて躁にならなかったので、医者に相談したら、レキソタンを処方してくれました。
レキソタンを飲んで1週間で鬱が収まりましたが、めまいなどの副作用がちょっと心配です。