足利の大坊山は眺望抜群の低山でした
左が大坊山、右がツツジ山です。通称越床山から振り返りました。
大坊山は栃木百名山には有りませんが、栃木県分県ガイドの山に一座です。足利百名山にももちろん入っています。
標高285mの低山です。
ですが、足利の山は山が低くてもさえぎるものがないので、遠く北アルプスまで見える山が結構あるのです。
ここも、近くの大小山と同じように、眺望抜群の山です。
大坊山山頂はお社もあるので、東側が木でおおわれています。
眺望を楽しむなら、その先のツツジ山まで足を延ばしましょう。
今回は大坊山に一番近い、大山祇神社(おおやまじんじんじゃ)から出発しました。
車が10台以上止められる駐車場とトイレが完備しています。
こちらは、大坊山を奥の院とする神社なので、無事の登山を祈願して登りました。
「心を癒す大坊の山」という石碑があります。
本当に石碑のように、コロナですさんだ心を癒す登山でした。
各分岐には看板があるので道迷いはありません。
登山道も整備されています。時折、足利の山特有の岩場と砂利があるので、滑らないよう注意は必要です。
浅間山の絶景を眺めつつ、岩場を越えていくといつの間にか神道二丁目の石碑。程なく山頂です。
さらに進むと、石灯篭と鳥居があり、くぐると奥の院の大坊山山頂です。
こちらは、西の方角の眺望が開けています。
東はお社の裏の森になっているので、眺望を楽しむなら少し先のツツジ山まで足を延ばしましょう。
15分ほどでツツジ山に着きます。
こちらは360度の眺望です。
ベンチも2か所に有りますので、一休みして眺望を楽しみましょう。
富士山、浅間山、赤城山、男体山、女峰山、皇海山、袈裟丸山、筑波山の他に、白く雪を冠した本白根山や八ヶ岳などの山々が確認できました。
300m程の山でここまで眺望がいいのは足利の山のいいところです。
宇都宮に比べて赤城山がさすがに近く見えました。
筑波山も、こちらから見ると一つの峰に見えます。
宇都宮からは二耳峰とはっきりわかるので、見ている山の形は場所によって違うんですね。
さらに進むと、眼下に砕石場が見えました。この山も半分くらい削られているようです。
そして、カエル神社と緊急番屋と書いてある小屋がありました。どうも先ほどの砕石工場で作っているようです。
トイレがあるので助かりますね。
休日は、ちょっとした軽食も味わえるとのことです。
さらに進むと、大小山方面の登山道から左に分岐があります。
左がローソク岩の看板です。
通称越床山の山銘板が小さくありました。
ローソク岩は結構立派な岩でした。
ここで、大坊山を眺めながらお昼を食べて帰りました。
登ってきた大坊山と東に大小山の眺望を眺めながら、のんびり帰りました。
標高差250m、全行程6km、4時間半の登山は無風の小春日和で眺望も素晴らしく満喫できました。
途中、地元の方お二人とお話を聞かせてもらったほかに、ローソク岩まで案内していただきました。
ありがとうございました。