庚申山荘が利用できません
皇海山登山に欠かせない、庚申山荘は現在建物の不具合が発生したため、使用できません。
修理の見込みもついていないため、必ず確認してからお越しください
群馬県と日光市足尾の境界に鎮座するの日本百名山の1座
66座鋸山と共に栃木県人でもその名前と場所が一致する人は少ないのではないでしょうか。
皇海橋から皇海山登頂のスライドショーはこちらです。
日光の男体山や那須の那須岳(茶臼岳)は、同じ日本百名山でも、まず知らない人はいないでしょう。小学校でも勉強していますし、県内に限らず関東平野のどこからでも見ることができます。
男体山の後方に鎮座する奥白根山から南に連なる山々の中で三角頭の淡麗な頂きを見せる皇海山。
見たことはあっても名前の知らない山でしょう。しかし、私にとってはすごく憧れた山です。
皇海山に登るのは、日光市足尾の庚申山を経由するルートが、昔から庚申講の修験者の道として知られています。銀山平に駐車し庚申山を登り更に鋸山から皇海山に至るこの登山道は、余程の猛者でなければ日帰りでは難しい山です。途中にある、庚申山荘に1泊して登山するのが一番のおすすめコースです。
皇海橋までの林道は車は通行できなくなりました(永久閉鎖)
登山口までの栗原川林道につきましては、度重なる台風や大雨による路肩崩落等の被害、年月の経過に伴う岩盤の脆弱化による落石の増加等により、安全な通行の確保が図れないことから、今後通行することができません。
そのため、皇海橋の登山口からの入山はできませんのでご注意ください。
栗原川林道の改修工事は今後行われません、歩いて通ることは可能です。
片道18kmなので健脚の方以外は厳しいルートになります。
以下の記事は、通行ができた時の情報です。
このため、皇海山は銀山平からのクラシックルートがメインルートになります。
こちらは距離が長いことに加えて、不明瞭な登山道であったり、鎖場などの危険を伴うルートです。
地図読みや登攀の技術に加えて高いレベルの体力も要求されます。
毎年遭難者がでたり時折死亡者も出ているので万全の体制で登頂ください。
スタートは群馬県の皇海橋、そこまでが地獄
私が登ったのは、群馬の皇海橋登山口です。ここは皇海山に登るには1番距離が短い登山口です。駐車場と素敵なトイレもあります。ここからならそれほど険しくもなく、皇海山だけなら約4時間、鋸山に合わせて登っても5時間半でいけます。
鋸山の山頂へのルートは滑落注意ですが他はいたって安全です。
問題になるのは皇海橋までの林道は約20kmのワインディングルートです。
今回は追貝ルートが通行止めのため根利ルートでしたが、私の乗用車ではハラハラ・ドキドキの林道でした。
追貝ルートは特にパンクに注意だそうです。昨日もパンクした車があったそうです。パンクしなくて本当に良かったです。
いよいよ登山
登山の準備をして皇海橋を渡るといよいよ登山道に入ります。きれいな沢の水を眺めながら、徐々に不動沢のコルまで登ります。至るとことに野草が見られます。梅雨明けのこの時期は、ギンリョウソウがきれいですね。
不動沢のコルでちょっと休憩します。左が皇海山、右が鋸山、正面には庚申山が鎮座しています。先に皇海山へ1時間程度林の中を登れば皇海山頂です。皇海山の山頂手前には青銅の剣が立っていますの剣の裏には明治二十六年七月二十一日と薄くかいてありました。かなり昔から立っているのですね。男体山の頂上のキラキラの剣もいいですが、こちらは渋く素敵です。
頂上ではMt.sukaiの山名板が出迎えてくれます。もちろん日本百名山ですから三本柱のシンボルも立っています。
本日は霧に隠れて残念ながら、大展望は見られませんでしたが、ときおり現れる鋸山の山頂は険しく切り立って見えました。この後鋸山に向かいます。