さくら市の鬼怒川河川敷は眺望絶好だが、氾濫の旧跡が痛ましい
今日はさくら市(旧氏家町と喜連川町が合併して誕生)の氏家地内を流れる草川と栃木県を南北に縦断している鬼怒川の2つの河川敷を氏家駅から周回してみました。この一帯も幾度となく車で訪ねていますが、今回改めて知らなかかったことや、素晴らしい山々の眺望を味わうことができました。
ここでは、さくら市氏家の名所旧蹟を紹介します。宇都宮駅から宇都宮線黒磯行きに乗ると約20分で氏家駅に到着します。氏家駅は東口だけでしたが西側にまでの通路ができ、西口にはコイン駐車場やカレー屋さんうどん屋さんなどのお店が並んでいます。氏家駅からの眺望は美しく今日の散策が楽しみです。
4号線をくぐってすぐに草川に掛かる橋があります。ここは南下するとカーブして鬼怒川に続いています。草川も草紅葉がきれいです。
土手を上がると鬼怒川とともに素晴らしい景色が現れました。広い駐車場が完備した河川敷の大きな公園で、さくら市民の憩いの場となっています。土手沿いに植えられた桜並木は春になると見事です。さくら市の名前はこの地域に桜の名所が多いことに起因しています。
鬼怒川の土手を南下すると勝山城址あります。大きな橋がかかっています。橋の中央には「恋人たちの鐘」が待っています。
ここ勝山城址は明治天皇駐蹕之蹟です。明治天皇が東北北海道へ向かった際に立ち寄った御行幸の碑があります。眺めが良いこの場所を選んだ気持ちがわかります。
勝山城址から北上すると、とちぎのふるさと田園風景百選と書かれた道標があります。なるほど鬼怒川の右手には田園地帯が広がっています。
これまで何度となく訪れ散歩もしたが、気付かないことはたくさんあるものです。昭和24年の通称キティ台風でこのあたりの土手が決壊したことが石碑に刻まれていました。
このお社は浮島地蔵(浮き地蔵)と言われ、水害から浮き上がって身を守ってくれるお地蔵様が祀られています。
氏家大橋の手前で鬼怒川河川敷から離れ、草川沿いを南下すると程なく氏家駅です。周りの草紅葉と雲がきれいに写っている草川を見ながら散策を終えました。
12月に入り冬らしい寒さになってきましたが、風もなく穏やかな散策ができました。総歩行距離8.5km。約2時間の楽しいお散歩ができました。