栃木百名山第37座錫ヶ岳:丸沼ロープウェイ利用の日帰りルート

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栃木百名山の中でも屈指の難関錫ヶ岳

此処を達成すればその他の難関は、別ルートでなんと山頂へ到達できると思っていました。私的には無理と思っていましたが、ロープウェイ経由のルートが開発され無事登頂を果たしました。

登山ルートの動画はこちらです。

錫ヶ岳山名板
錫ヶ岳山名板

 栃木百名山第37座錫ヶ岳、知る人ぞ知る栃木県と群馬県の県境に位置する名峰です。アプローチが長いため、日帰りでの登頂はかなりの体力の持ち主でないと無理な山です。

 栃木百名山の中では五指に入る難易度が高い山でしょう。一般的なルートは、日光湯本温泉から前白根山、白根隠山、錫ヶ岳と尾根沿いを縦走するルートです。

片道約15kmですからどこかでテント泊を考えていました。

丸沼ロープウェイルート発見

錫ヶ岳登山道から男体山
錫ヶ岳登山道から男体山

ヤマレコのレポートに丸沼スキー場のロープウェイに乗って山頂駅まで向かい、スキー場のリフト1本分を下り大広間から沢を登って、約3時間半で山頂へ行くルートが有ることを発見しました。

テント泊や小屋泊の経験がなく錫ヶ岳は無理かなと諦めていましたが。目からうろこ、栃木百名山達成の希望が見えてきました。

ロープウェイから
ロープウェイから

 丸沼スキー場のからくらコースを下ります。コースが有るので道迷いはありませんが結構急です。ルート取りを考えて下りましょう。今は使用されていないからくらリフト乗り場までくれば、後は大広間まではなだらかな林道です。

難所は沢から水場への登り です。大広間からは沢に沿って登って行きます。途中までは林道を歩きますが、後は河原を歩きます。

途中にいくつかの砂防ダムがありますがリボンが付いていますので、それを見失わないよう右や左に登っていきます。

水が多い時はやめたほうがいいでしょう。右手に錫ヶ岳の雄大な姿を見ながらのハイキングです。

ここからが難関

しかし、やはり錫ヶ岳簡単には登頂できません。左手にいくつかのリボン発見、踏み跡もしっかり付いています。ここから水場に登りあげるのが新ルートです。結構な急登になります。藪もなかなかのものです。

踏み跡を追って進みますが、いろんな方が通るためか、踏み跡が複数あります。さらに藪の下を這うように進むので周りの様子は分かりません。

本当にこのルートで間違いないのかビクビクしながら進んでいくと突然藪が開けます。

水場の手前に出ることができました。この標高差100m距離約500mがこのルートの最難関でした。沢の水が上流は多くなります。

水場からはしっかりした登山道

水場からは通常の登山道です。入山者は少ないため踏み跡が不鮮明な低い笹やぶが続きます。

遠くからリボンを見失わないように山頂へ向かいます。左側の斜面が開け、稜線上から見下ろす中禅寺湖と男体山は錫ヶ岳を制覇したものだけが見ることができる超絶景でした。

もしかすると二度と見られない眺望に満足しながら、林の中の山頂に到着しました。

山頂は眺望はありません。本当に新ルートを開いた方に感謝です。

頂上では群馬県の単独登山者にお会いすることができました。かなり体力のある登山者で、ロープウェイは使わずに来たようです。

登山道からの中禅寺湖と男体山

行きはロープウェイを使いました。帰りは何時になるか分からないので片道切符で来ました。

時間的には間に合ったので、ロープウェイに乗ることもできたのですが、此処までこられた感動のあまり、スキー場の下りなのだからとなめていたことが失敗でした。

疲れた足でスキー場を下るのが大変なことを味わった下山でした。

やっとロープウェイ乗り場に来た時は午後五時前で周囲は薄暗くなっていました。

奥白根:見る角度で違いますね

錫ヶ岳達成で栃木百名山踏破が見えてきた

 栃木百名山には、いくつかの手強い山があります。テント無し日帰りのにわか登山者に立ちはだかるのは、ロングアプローチの黒岩山、雪の回廊を行く大佐飛山、林道が長い男鹿岳、そして皇海山と鋸山です。しかしこれらの山は、テント泊なしでもなんとか行けるルートがあります。錫ヶ岳は日帰りは無理と諦めていたので栃木百名山制覇はかなり遠いと思っていましたが、このルートが開発され希望が湧いてきたそんな登山でした。

栃木百名山登山の記録はこちら

栃木百名山一覧はこちら

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