栃木百名山第42座:霧降からの女峰山は厳しい山行

念願の女峰山。宇都宮から見えている尾根と実際の尾根の違いを実感

 10月15日(土)は全国的に快晴の予報。念願の女峰山へ。これまで何回か下見をした日光霧降高原の天空の階段から赤薙山を経由して登るルートです。今市の大谷橋から眺める女峰山です。左の峰が女峰山、右の峰が赤薙山ですから、赤薙山まで行けば女峰山山頂まではたやすいと考えていました。(これが甘かった)

 駐車場は霧降高原の登山者用駐車場です。トイレも24時間空いていますから、ここが便利です。数百台駐車ができます。10時間を超える行程が予想されるので朝7時に出発です。最初の難関は1450段の天空の階段です。

 下見の際に考えたのですが、この階段でできるだけ体力を消耗しないことがまずは重要。登山靴でなく運動靴で登ることにしました。階段の上で登山靴に履き替えます。運動靴はその場にデポして帰りに拾いました。

 天空の階段は霧降高原の名物です。もともとスキー場のゲレンデが有ったところに、様々な高原植物が咲き乱れます。以前は夏もリフトが可動していましたが、現在は階段になっています。ニッコウキスゲの時期など多くの観光客で賑わいます。

 

 予想通りの青空のもと、紅葉赤や黄色と笹葉の緑のコントラストを眺めながら赤薙山頂を目指します。赤薙山の手前は登りが続くので体力温存に心がけました。階段の約40分を加えて赤薙山まで2時間弱のペースです。紅葉を愛でながらの登山でした。この後の厳しさは予想だにしませんでした。

 

 ここから奥社後、独標、一里ヶ曽根、水場を経由して女峰山に向かいます。ここまで標高差700mを登ったので、残りは400mです。此処まで登れば女峰山頂は尾根沿いをのんびり行けば良いと思っていました。奥社後までは約1時間標高差200mを1時間掛けて登りました。アップダウンや岩場があり、登山の面白さを味わいながら登りました。遠くに女峰山頂が青空の下に見えます。

 

 ここから、女峰山登山の真髄を味わうことになりました。遠方から見ると奥社後から尾根沿いを山頂へ登るように見えましたが、実際には独票まで大きくえぐられている事が分かりました。北へ回り込みながらウップダウンを繰り返し、独票まで一時間です。この頃から疲れが襲ってきました。休み休みやっとのことで独票に到着しました。残念ながら女峰山頂は曇ってきています。山頂手前に急な上りも見えてきました。

 

 この辺りはもう気温が0度前後寒さも体力を奪います。10月ですが霜柱です。これだけ寒ければクマには合わないでしょう。周りにはクマが木の皮を剥ぎ取ったような跡があります。疲れているので途中の水場には向かわず山頂へ。岩場が多くて歩きにくく鎖場も現れます。やっとの事で女峰山頂へたどり着きました。

 

 山頂手前の鎖場は慎重に登りましょう。振り返ると登ってきた尾根が鋭く見えます。登り始めてから約6時間、奥社後から約2時間で山頂にたどり着きました。

 

 山頂の山名板です。ようやくたどり着きました。青空も上空に見えます。日光方面からガスが山頂まではいあがっていましたが、福島県側は晴れていて美しい眺望が楽しめました。

  

 赤薙山までも下見では結構大変でしたが、そこから女峰山頂はアップダウンの連続、がれた岩場の点在などタフな登山でした。男体山と比べてもかなり大変な登山でした。でも、神様はやさしいもので、福島側半分の眺望を楽しませてくれました。ということは、もう一度来なさいということだと思います。再度の来訪を誓って下山を開始しました。

 

 帰りに水場で美味しい水を飲み、赤薙山を越えて運動靴に履き替える頃には夕方の五時。辺りは暗くなっていました。天空の階段を降りる頃には夕日がとても綺麗に輝いていました。無事戻れたことに大きな満足感を得られた登山となりました。

 栃木百名山第42座女峰山。名前では過酷な男体山なだらかな女峰山のイメージですが、登ってみるとなだらかに見える尾根が過酷な登山でした。でも、また登りたい山の一つに間違いなく入る登山でした。山頂へのルートは、志津林道大真名子山・小真名子山・帝釈山経由のルート、バカ尾根と呼ばれる二荒山神社から登るルートなどがありますので、バリエーションも楽しめそうです。

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htam
  • htam
  •  栃木県宇都宮市に50年以上住んでいます。井の中の蛙です。栃木百名山は、2017年夏に6年かかって踏破しました。

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