栃木百名山第33座根名草山:金精峠からのロングルート

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根名草山は栃木と群馬の県境尾根歩き

 根名草山の登山は金精峠の駐車場(標高1843m)から温泉ヶ岳分岐(標高2280m)までの約400m強の登りを頑張れば、栃木県と群馬県の県境尾根を歩くコースなので、距離は長いけれどアップダウン少なく登りやすい山です。駐車場からは北に温泉ヶ岳方面を望めます。金精峠までが最初の急登です。ここは、しっかり足慣らしをしながらゆっくり登りあげるのがいいでしょう。白根山方面に金精山が見えます。

  梅雨の合間の数少ない晴天の日を選んで行ってきました。金精峠トンネルの手前の駐車場に車を停めます。ここからは温泉ヶ岳から根名草山に抜けるルートと、日光白根山向うルートがあるため、朝早くつかないと満車になってしまう人気の駐車場です。

 金精峠から右手方向が温泉ヶ岳、根名草山方向です。南は五色山を越えて白根山です。この日登山道は時折強風が吹き荒れていました。残念ながら白根山頂は雲で見え隠れしています。シャッターチャンスを逃さないようこまめに白根山の方向に雲が切れるのをチェックしながら登りました。尾根筋を行くので日光や尾瀬方面の様々な眺望を見ることができます。日光連山がとても綺麗に眺めることができました。

 程なく温泉ヶ岳の分岐に到着です。時間が許せば温泉ヶ岳山頂も往復30分ほどで行ってこれます。今回は温泉ヶ岳はキャンセルし、根名草山に向かいます。

 ルートは尾根筋の一本道です。笹の葉がしっかりと借り払われ。道迷いはありませんでした。後から新聞で知ったのですが、長い間ずっと登山道の笹を刈り続けてくれた方がいたのだそうです。その方がいよいよお年を召されてやめるという記事でした。 そのような方の苦労のおかげで登れたのだと感謝しました。途中にある避難小屋は新しく建て替えたようです。とてもきれいに使用されていました。尾瀬や奥鬼怒方面からの縦走の際にはこの避難小屋が利用されるんでしょうね。

 風が幸いしたのか雲の流れが早く、雲間に様々な景色を堪能しながらの登山でした。下の写真は日光白根山の堂々とした佇まいです。

 この時期はシャクナゲが綺麗です。高山植物とキレイな眺望を満喫できた登山でした。金精峠駐車場から根名草山まで往復約9km、時間は昼食休憩等を入れて6時間48分の行程でした。根名草山からは奥鬼怒温泉へ抜ける縦走路があります。日光澤温泉、加仁湯、八丁の湯などの秘湯を訪ねながらの登山も何れは行きたいと思いっています。

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