栃木百名山第64座庚申山:奥が深い修験者の山

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庚申山は足尾山地のなかでも標高が高く険しい山

 

庚申山頂から皇海山を望む

 足尾の西にそびえる皇海山。皇海山への登山を阻むかのようにどっしりと居座っています。日本百名山の1座である皇海山。もちろん、栃木百名山にも選定されています。

 天然記念物の庚申草が咲く岩場は植物を愛するものや写真家を惹きつけます。その時期には多くの登山者が訪れ、庚申山荘で同じ趣味を持つものが同宿し酒・つまみを囲んでの話が絶えないであろう。

 庚申山の登山は、足尾温泉銀山平に駐車して、登山道までの長い林道を進むのが一般的である。自動車進入禁止のバーの手前に数台車を路肩に止められるが、週末は早朝に埋まってしまうので、手前のキャンプ上の駐車場を利用するのがおすすめ。トイレも利用できるし駐車スペースもかなりの広さが確保されている。桜の時期は周りの桜も美しい。

 登山口までは約4kmの道のりとなる836mから1074mまでゆっくり歩いていく。ここで足慣らししておくとこのあとの行程が楽になります。川沿いの道を一の鳥居まで歩いたら、休憩して靴の紐をしっかり締め上げていよいよ本番です。 ここには庚申7滝が有りますから、時間があれば見学しましょう。

 ここから猿田彦神社、そして庚申山荘まで標高差500mの上りです。道中に有る奇岩や沢のせせらぎや鳥の声、そして高山植物などを愛でながら進みましょう。約2km1時間の行程で庚申山荘にたどり着きます。管理人さんがいる小屋ですが、いつもいるわけではなさそうです。寝具が干してありました。自炊となりますがテントがなくても泊まれるので、次は止まって皇海山を目指します。

 猿田彦神社から別ルートお山巡りコースがあります。岩場で上級者向けとありましたので、今回は庚申山荘経由山頂のコースを行って戻ります。それでも、結構岩場でスリ満点ですから。お山巡りコースはどれほどなのか気になりました。庚申草はそちらのコースのようです。

 いくつもの奇岩を乗り越えいよいよ庚申山の山頂です。庚申山荘を出ておよそ1時間の道のりです。眼の前に皇海山の雄姿を望むと、再度この庚申講修験者の道を皇海山まで行きたいと思えるようになります。

 もちろん目の前の皇海山ですが、一度沢に下りその後鋸山の峰を登り返しさらに皇海山に登るコースは健脚でスキルの有る上級者のみが辿れるまさに修験者の道だと実感しました。皇海山への登山正規ルートはこの庚申山を通る修験者の道と言われています。私は栃木百名山をすべて日戻りで達成するのが目標でしたから、このルートで干戻りは無理と判断しました。群馬側側の奥利根の不動沢から登りました。いずれはこのルートで皇海山を目指すことが新たな目標です

 

 

 

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