鳴虫山は日光駅から周回ができる人気の山。アカヤシオと日光の名残の桜を楽しむ
日光の世界遺産、東照宮などの2社1寺の眼前に鳴虫山があります。標高は1061mですが、日光市憾満ヶ淵の登山口が標高600mですから標高差は400mちょっとした登りはありますが、万人に愛されるハイキングコースです。
電車で来られる方は日光駅から鳴虫山と神ノ主山をぐるっと一回りするルートが人気です。車の場合も日光市役所の駐車場か憾満ヶ淵の無料駐車場に停めての周回となります。もちろん山頂から同じ道をたどっての往復でもいいでしょう。周回するとおよそ2.5kmほど、日光の市街を歩くことになります。のんびり日光の町並み見物と旨いものを食べるのもいいです。
ここでは、憾満ヶ淵の駐車場に車を停めて鳴虫山に登り神ノ主山を縦走し旧日光市役所に下るルートを紹介します。のんびり歩いて約9.5km昼食休憩を含めて5時間半のコースです。この周回コースを辿る登山者は多くいますが、どちらかというと神ノ主山からの登りのほうが楽なので、そちらからの周回者が多いようです。
憾満ヶ淵の駐車場には10数台の車が駐車できます。こちらから登る登山者が少ないためか、駐車場に停められなかったことはありません。トイレもありますからここで済ませてから出発です。最初に憾満ヶ淵を沿いを化け地蔵を見ながら歩きます。雪解けの綺麗で激流を眺めましょう。時期にもよりますが、2018年は開花が早かったのですが散り際の桜が綺麗に残っていました。
化け地蔵を過ぎて日光道路をくぐると鳴虫山の登山口です。ここから約2時間の登りとなります。登山道は迷うことはありませんが、木の根や土がえぐり取られているところがあります。足元を見てしっかり登りましょう。途中、アカヤシオやカタクリなどが咲いています。基本的には林間で眺めはよくありませんが、何箇所か開けているところからは、夕日岳や地蔵岳の山並みを見ることができます。
途中独標までが40分、そこから合峰までが40分です。合峰を過ぎれば程なく鳴虫山山頂です。満開のアカヤシオを愛でながら昼食を取りましょう。ここから神ノ主山山頂まで20分、そこから旧日光市役所まで約40分の下りとなります。天王山のお社が見えたら登山口はすぐそこです。
ここからは、駐車場まで日光街道をゆっくり登ります。日光名物の羊羹やお団子などを食しながら駐車場に向かいましょう。早めに出れば2社1寺の世界遺産見学も可能です。
春の1日日光世界遺産とアカヤシオを愛でる散策はいかがでしょうか。