大真名子山・小真名子山は男体山と女峰山に挟まれた兄弟山。途中の千鳥返しが急登も眺望は最高
大真名子山は宇都宮から日光連山を眺めると、男体山と女峰山の間に大きくそびえて見える名峰です。小真名子山と稜線でつながっており、その先は帝釈山、女峰山、赤薙山へと縦走が可能なルートです。志津乗越まで来るまで入れれば、日帰りでもそのようなルートも可能なのですが、現在は梵字飯場跡駐車場から先は車は入れませんから、往復8kmの歩道道路を歩かねばなりません。その分ちょっと大変なルートになっています。
ここでは、梵字飯場跡に車を停めて志津乗越から大真名子山往復の登山について紹介します。梵字飯場跡駐車場は平成27年の関東・東北豪雨で崩れた志津林道の工事のために作られた駐車場です。工事期間中のため通行止めとなっているのですが、一向に通行止めが解除される気配はありません。どうなっているのでしょうか???
駐車場から志津乗越までは約5kmのんびりと標高差250mを登ります。登山口からは急登になりますので、ここはゆっくりとペースを保ち足をならしておきましょう。登山口からは標高差500mを一気に登ります。約1kmですがゆっくりと2時間半ぐらいのペース配分で登りましょう。登山口付近には、御霊を祀った石標や銅像があります。
途中に千鳥返しという急な岩場がありますが、はしごや鎖が常置してあるので、それらを使えばそれほど危険ではありません。
後ろを振り返ると男体山の美しい景色が背中を押してくれます。山頂付近も眺めが良好ですから急登の疲れを癒やしてくれます。
経験と時間があれば小真名子山から女峰へと行きたいところですが、今回は来た道を折り返します。千鳥返しは十分注意して下りましょう。下りは2時間かからずに志津乗越まで降りてきます。周りの草花などを愛でながらゆっくり降りてきましょう。
最後にまた歩道道路を5km歩きます。この往復がもったいないですね。今回はシャクナゲが咲いている時期だったので、花を見ながら歩くことができました。