磐梯山は多くのルートが有り老若男女が楽しめる。扇島ルートはロープウェイがあるものの結構急登でした。
会津磐梯山、その勇姿はこれまで幾度となく眺めてきました。今回やっと登る機会が訪れました。磐梯山に登るコースは一般的に6つのコースが知られています。初心者でも一番登りやすいのは八方台登山口コースです。しかしながら、今回は紅葉の最盛期です8。八方台登山口駐車場は大渋滞と予想されます。扇島ルートは途中まで磐梯ロープウェイが利用できるので、簡単にこのルートに決めてしまいました。
① 八方台登山口コース ② 裏磐梯登山口コース ③ 表登山口(猪苗代登山口)コース
④ 翁島登山口コース ⑤ 渋谷登山口コース ④ 川上登山口・川上温泉コース
磐梯山グランドサンピアホテルは、ロープウェイの目の前にありホテルの宿泊コースに1泊2食プラス登山のお弁当付きが有ったので、このホテルを予約しました。眼の前のロープウェイはルンルン気分で乗車しました。あっという間にスキー場の頂上駅です。少し曇っていましたが眺めも上々でした。でも、登山客が全然いないのがちょっと不思議でした。
山頂駅から左に進むと、扇島ルートに合流します。ここでも、登山者に会いませんでした。不思議です。?
紅葉は絶景で、登山道には秋を彩る花がたくさん咲いていました。
最初は林の中ですが、途中から岩場となります。それも、ずーと休み無しの登りです。登山者がいない訳がやっとわかってきました。猪苗代を背景に景色のいい登山道なのですが、斜度がきつい急登の登山コースだったんですね。後ろから2つのグループが登ってきます。我々だけではなかったようで、ホッとしました。大きな岩には矢印や一言が書いてあり疲れを癒やしてくれました。
ロープウェイの山頂駅から2時間半、約1.5kmの登りはもうヘロヘロでした。途中から見える山頂やかわいい植物が癒やしてくれました。やっと1816mの山頂です。岡部小屋という避難小屋がありましたが、入り口は見つかりませんでした。山頂には本当にたくさんの登山者がいました。人気の山なんだなと感じました。
特に鋭角に尖っている山頂は、磐梯山の水蒸気爆発で作られた地形であることがよく分かりました。本当狭い頂上は360°の絶景が広がっています。南の猪苗代湖、北の桧原湖や五色沼そして、爆発でえぐられた噴火口など、それぞれが火山でできたものであることが一目瞭然でした。
十分山頂の景色を堪能しいよいよ下山です。せっかくなので三角点を踏んで出発のときに、八方台から登ってきた山岳ガイドさんが「扇島ルートはきついけど、猪苗代湖の眺めが最高ですよね。きついけど一番好きなコースですよ。」とおっしゃってくれました。そんな一言をもらい、帰りは一気にロープウェイまで下りました。
同じルートですが、下りなので2時間弱でロープウェイ山頂駅に到着です。歩くコースやスキー場を下るルートもありますが、今回はロープウェイで帰りました。
もちろん、グランドサンピアに宿泊したので、日帰り温泉は無料。登山の汗と疲れを癒やし無事帰宅しました。二人の小学生を連れたお父さんが裏磐梯ルートから登って、扇島コースを下っていました。聞いたところ、奥様が車を回してくれているとのこと。車がなければそんなルートも取れるんだなと、感心しました。いかがですか。紅葉の時期の磐梯山はとても魅力的です。そして、扇島ルートは混雑無しで山頂までいけます。(ちょっとつらいけど)会津磐梯山は宝の山です。一度訪れてみませんか。