栃木百名山の中には、日本百名山にも選定されている山が4座有ります。
日本百名山にも選定されている四座は、日光白根山、男体山、皇海山、茶臼岳です。
日光白根山
日光白根山は群馬県橋にある栃木県で一番標高が高い山です。標高が一番高いのは2578mの奥白根山の山頂です。
日光白根山にはいくつかの登山ルートが有ります。自分の体力度や経験度に合わせて登ることができます。
今回紹介するルートは、一番体力度が低い丸沼ロープウェイからの登山ルートです。往復ロープウェイを利用して奥白根山、五色沼、弥陀ヶ池と周回します。
日光白根山は関東で一番標高が高い山なので山頂が霧に隠れていることが多い山ですが、晴れたときの眺望は最高です。山頂から見える五色沼の美しさとともに、燧ヶ岳など関東や東北の山々の雄大さを堪能しましょう。
地図は山と高原地図を使っています。標準タイムや危険な場所が示してあり、おすすめです。
男体山
男体山は日光連山の主峰です。標高は2486mです。
単独峰なので360度の眺望が期待できるのですが、中禅寺湖から登ってくる湿った空気のため山頂は霧がかかっていることが多い山です。
登山の体力作りはこれで解決
男体山へのルートは中禅寺湖河畔の二荒山神社から登るのがいわゆる表のルートで、反対側の志津乗越から登るルートが裏のルートと呼ばれます。以前は志津乗越まで車が入れたので、このルートの方が体力度が低いルートでした。近年、車両規制が有り、途中の梵字飯場跡駐車場までしか車が入れなくなりました。
志津乗越まで舗装道路を往復8km余計に歩くので、好みに合わせて登山路を選択しましょう。
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茶臼岳
茶臼岳は那須岳の主峰とも言われています。那須岳という山は茶臼岳、朝日岳、三本槍岳を合わせて呼ぶことが一般的です。茶臼岳を那須岳と呼ぶこともあります。
茶臼岳のルートは、一番体力度が低い那須ロープウェイ山頂駅からのルートや、峠の茶屋からのルート、沼ッ原湿原からのルートなどいくつかの選択肢があります。
ここで紹介するのは、沼原湿原から姥ヶ平経由し、牛ヶ首をから南月山、白笹山を経て沼ッ原湿原に戻るルートです。
那須のおすすめは紅葉の時期です。姥ヶ平を中心とした真っ赤な紅葉は一見の価値があります。
そのため、那須ロープウェイは早朝5時前から渋滞といった状態です。渋滞を避けてゆっくり紅葉見物したい方はこの沼ッ原湿原からの登山をおすすめします。
皇海山
皇海山は他の3つの山に比べると知名度は低い山です。最近はスカイベリーといういちごの名付け親として知られるようになりました。
栃木県側から見ると、まさにいちごを伏せた形の標高2436mの端正な山です。
皇海山への登山ルートは、日光市足尾の銀山平から庚申山を経由して皇海山に向かうルートがクラシックルートとして紹介されていますが、このルートは体力度7、危険度Dの上級者向けの登山路です。
毎年、滑落者や遭難者がでているコースですので十分な検討が必要です。
ここでは、群馬県の利根側から登るるルートを紹介します。