高原山付近には八方ヶ原といわれる高原山の火砕流でできた地形があります。
写真は高原山の火砕流堆積物ですね。
高原山は大きなカルデラで、巨大な噴火を起こしたといわれています。そんな高原山なので登山はもちろんハイキングや滝めぐりなど多くの観光客が訪れます。
高原山といわれるのは、最高峰の釈迦が岳、中岳、中平岳、鶏頂山の四つの峰の総称です。この四つの峰も大きな高原カルデラの外輪山に過ぎないんですね。
火山のために水の色が青く滝が素敵
高原山麓には多くの滝があります。火山の堆積物が川の流れで削られて多くの滝ができたのでしょう。
高原山に訪れたらやっぱりスッカンザワの青い色の水とその滝を見ることをお勧めします。
スッカンブルーといわれるのは、アルカリ性の成分による水の色なんだそうです。
ですかこの沢には魚がいないんですね。
スッカンブルーの水が落ちる滝は本当に素晴らしいの一言に尽きます。
織りなす紅葉も素晴らしい。
写真は2018年10月中旬のものです。
スッカンブルーの青と対比して、紅葉の赤や黄色も素晴らしいものです。
つつじの名所でもあり、落葉広葉樹が多いので紅葉もきれいなんですね。
高原山の登山と合わせて見ておきたいところです。
登山のコースも最高峰の釈迦が手家に登るのは体力が必要ですが。
途中の八海山神社まで行って大入道に回ってから滝めぐりなど、それぞれの体力度や技術によってさまざまなルートが取れるのもここ高原山のいいところです。
高原の滝といえばおしらじの滝も有名ですね。
おしらじの滝は近年矢板市がお金をかけて売り出している観光地です。
幻の滝おしらじといわれる滝です。
何が幻かというと、普段は滝がないんですね。でも伏流水が湧き出しているために滝壺にはいつも水が有り、光の加減で青く輝いて見えるんですね。
2枚の滝がある写真はまさに、幻の滝です。激流ですね。ちょうど大きな台風が通過した後に見に行きました、普段は見られない滝が見られたのですが、滝でかき回されておしらじの滝のブルーが見えなくなっちゃうんですね。
両方見るには、滝がうっすらと流れる時が最高だとか。???
もちろん運次第ですね。
私は滝のないブルーのおしらじの滝も大好きです。
高原山には栃木百名山が4つも入っています。
広い意味でも高原火山群には、栃木百名山が4つ入っています。
釈迦が岳、鶏頂岳の他に温泉で有名なあ新湯富士、山頂付近が藪で道迷いが多かった前黒山も高原火山群の山です。
釈迦が岳
高原山の最高峰です。4つの峰の一番東の高い峰が釈迦が岳です。
鶏頂山
高原山の四つの峰の一番西にある高い峰です。
新湯富士
新湯富士は高原山の北側に広がる斜面の一角にある低山ですが、端正な姿は富士山と呼ばれています。
前黒山
前黒山は高原山の北側に位置しています。人気のあるハンターマウンテンボウル塩原はその隣の明神岳の斜面を利用しています。