日光や那須の山の登山において、シャクナゲは欠かせない存在です。
2020のシャクナゲの様子を追加しました。
2020年6月7日現在小太郎山のシャクナゲは咲き初め。これから徐々に見ごろになるでしょう。
こんなつぼみが沢山あります。
日に日に花芽が開いてくる感じです。
現在咲いているのは、山王帽子山を越えて、小太郎山に登り返す付近です。
登れば登るほど、花は少なく花芽が目立ってきます。
硬く丸い花芽がこれから開いていくのですね。
那須のシャクナゲは花芽が少なかったのですが、こちらの花芽はたくさんあります。
来週いっぱいくらい楽しめる感じです。
小太郎山の今の時期はシャクナゲだけではありません。
この山は結構つらい登り返しが有りますが、それを忘れさせてくれる、小さくて可憐な花が沢山咲いています。
ヒメイチゲ、ミツバオウレン、キバナノコマノツメ、キジムシロなどが迎えてくれます。
もう終わりですが、山頂付近のミネザクラの群落も見事ですよ。
2020はコロナ自粛でなかなか外出ができなかったですが、植物はちゃんと待っていてくれます。
自粛で疲れた心を癒しに行きませんか。
ここからは、過去記事です。
時期は高度によって少しづつ変わります。標高によってつぼみだったり、満開だったりする。そんな違いも楽しめる花です。シャクナゲを愛でる山は数々ありますが、ここでは日光連山の中央にそびえる太郎山を紹介します。
太郎山は、男体山から女峰山へ続いている山並みからちょっと外れた独立峰です。
標高は2368mで、標高差は600mです。標高差600mというと楽な登山に思えますが、急登が続いているので結構タフな登山となります。
登山口は志津乗越手前の太郎山登山口から登るルートと、山王峠の登山口から登るルートの二つのルートが一般的です。
どちらのルートをとってもシャクナゲを愛でることができます。
志津乗越側の登山口は、現在4km手前の梵字飯場跡の駐車場から林道を歩くことになりますので、その辺を了解したうえで登りましょう。
もちろん、林道の周りにもシャクナゲが沢山あるのでそれはそれでお楽しみです。こちらのルートは新薙と呼ばれる場所がちょっとした鎖場でロープが有ります。
山王峠の登山道の登山口からは山王帽子山を越える
もう一方の登山口は山王峠の手前の駐車場です。
車は10台前後駐車ができます。
このルートは、2077m山王帽子山を縦走するルートです、山王帽子山はそれほど高い山ではないのですが、上り下りが急なのでの\ゆっくりと登ることをお勧めします。
太郎山への登り返しで体力を使い果たさないようにしましょう。
登山ソックスは擦り減らないダーンタフがおすすめですね。
シャクナゲは高度の低いところから高いところに咲いてゆきます、ですので 5月から6月にかけて けっこう長い間楽しめます。
今回は山王帽子山よりも高いおよそ2200m付近で満開のシャクナゲに会えました。
大きな房で満開に咲くシャクナゲは女王様の貫禄が有りますね。
小太郎山から太郎山まではやせ尾根注意
この時期はほかにもたくさんの花が咲いています。
疲れた体を美しい花で癒しましょう。
小太郎山までくると太郎山の頂上はまもなくです。
この先がすこしやせた尾根が続いているので注意が必要です。
疲れたまま登らないよう、周りの風景を見ながら休憩してから登ることをお勧めします。
シャクナゲを見るなら周回がおすすめ
せっかく太郎山に登るのですから、どちらからでもよいのですが、周回ルートがおすすめです。
行きと帰りと違ったシャクナゲを満喫しましょう。
こちらが山王峠からのルートです。