半月山は日光の山の中で一番登りやすく、ルートも豊富しかも眺望も抜群の人気の山
半月山途中の展望所から八丁出島を眺めたところです。この日は曇っていて残念でしたが、晴れていれば素晴らしい新緑が見られたことでしょう。また、八丁出島は毎年NHKのニュースで取り上げられる紅葉の名所です。極彩色豊かな紅葉の時期は来るまで来る観光客で渋滞です。そんなときはのんびり登山をして眺めるのが最高です。
曇っていると、こんな雲海が見られることもあります。天気によって変わる自然の様子を堪能するのもいいですね。この写真は、登山をしなくても、立木観音前から中宮祠足尾線を15分ほど車で向かうと半月山駐車場に着きます。この写真はそこから撮りました。また、途中にある中禅寺駐車場からは八丁出島や男体山の眺望が望めます。
登山のコースを紹介します。先程も書いたように多くのルートがあるので、個人の体力に応じてコースが選べます。
ここでは、中禅寺足尾線でどん詰まりの半月山駐車場まで車で行って、そこから半月山の頂上に登り、茶ノ木平へ下るルートを紹介します。歩いてわかったのですが、上から下りる人はあまりい無いということです。皆さん下から登ってきます。団体さんも下から大勢登って来ました。
足尾の治山事業で整備されていく足尾の山々を見ることができます。たのでしょうか。駐車場の柵の外には鹿もいました。
この駐車場までは、中禅寺のバスターミナルからバスが1時間に1本出ています。往復歩くのが大変な場合はこのバスを利用すると便利です。今回は、半月山から下りを歩いて、バスで戻ってくる楽なルートを選択しました。逆に、中宮祠に車を駐車して半月山まで登り、帰りにバスを利用する方法もあります。
半月山中車場から北に登山道があります。20分弱で半月山展望台です。下の写真にあるように日光や足尾の山々が一望できます。冬の晴れた日には富士山も見えます。絶景を楽しみましょう。残念ながらこの日は曇ってしまいました。
展望台から半月峠に下ると社山の登山道です。今回は半月山に登ります。20分弱で半月山山頂です。山頂は林の中なので眺望はありません。ここからは茶ノ木平まで下りです。
50分ほど下ると眺望の素晴らしい中禅寺駐車場です。中禅寺湖や男体山の風景をのんびり眺めましょう。残念ながらきりで見通しが悪いです。
ここからは、狸山を越えて茶ノ木平まで1時間強です。のんびりと花などを愛でながら下りましょう。今回は、新しい糞を見ることができました。鹿でもないし熊でもなさそうです。何の糞かわかりませんでした。
茶ノ木平は自然観察教育林となっているんですね。看板がありました。ベンチもいくつかありますが、ほとんど人がいませんでした。寂しい場所です。もったいない気がしました。そこから、少し急な斜面を下ると程なくして中禅寺バスターミナルです。最終バスに遅刻しないよう降りてください。
なお、この路線バスは5月15日から11月10日の間の運行となります。5時には中禅寺足尾道路が閉鎖されますので、運行日以外やバスの最終時刻に遅れた場合はヒッチハイクで車を探すなど5時には必ず出られるように注意しましょう。
宇都宮の関東バスはスイカ対応していませんが、さすが世界遺産でもある国際都市日光、バスはスイカ対応。車内放送も日本語、韓国語、英語です。でも、バス停に着くと直ぐに次のバス停の案内が始まりますから、ずっと喋りっぱなしでした。20分ほどバスに乗ると半月山駐車場に戻ってきます。総行程4km強、約4時間の登山でした。