栃木百名山で日本二百名山に選定されているのは、帝釈山と女峰山です。
日本百名山には4座選定されていますが、二百名山には2座です。女峰山は日光連山で男体山とともにある山として県民にはよく知られていますが、帝釈山はあまり知られていないかもしれません。
帝釈山というと女峰山と小真名子山の間にある帝釈山を思い出す人のほうが多いかもしれません。
日本二百名山に選定されている帝釈山は、福島県の県境で田代山の隣りにある山です。
女峰山
女峰山は日光連山の第二峰です。登山ルートは男体山との間の志津乗越から入るルートと、霧降高原から入るつーとなどがあります。
どのルートから登っても10時間を超える登山となりますから、十分な装備と時間をかけて登ることがおすすめです。
ここでは、霧降高原からのピストンルートを紹介します。
体力がなくてもこれで解決できます。
霧降高原からはキスゲ平の天空の階段下のレストハウスが出発点です。24時間合いているトイレがありますから便利です。
1445段の天空の回廊から始まる登山です。ここで疲れないよう体力温存が大切になります。一歩一歩ゆっくり登りましょう。
30分ほど登れば小丸山山頂です。ここから丸山との分岐を直進し赤薙山に向かいます。
赤薙山までは晴れていれば道もよく登りやすいのですが、霧降高原といわれる所以、霧があると登山道が複数に分かれているので注意が必要です。
遠くから見ると赤薙山までくれば女峰山との標高差は少ないように見えますが、ここからがアップダウンとがれ場の始まりです。
女峰山は赤薙山からが登山だと思ったほうがいいでしょう。
険しい稜線が続いていますが、技術的に困難な場所はありません。一歩一歩しっかり踏みしめながら登りましょう。
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帝釈山
帝釈山は田代山と並立する福島県の県境にそびえる山です。
登山ルートは檜枝岐村から林道を越えたところにある、馬坂登山口です。
広い駐車場できれいなトイレが備えてあります。8月上旬はアブが多いので注意が必要です。
中駐車場のアブをやり過ごせば、標高差は280mですから登山はあっという間です。
晴れていれば、日光連山から尾瀬の燧ヶ岳、会津駒などが一望できます。