栃木百名山:ギアの変遷➇GPSログアプリ

GPSログを取ってSNS等で交流を深める地図ソフトは今や登山ではなくてはならないアプリです。
左から、YAMAP、山旅ロガー、ヤマレコマップのホーム画面です。
私は以前から、山旅ロガーを愛用して、ヤマレコに記事を投稿していました。
最近になって、ヤマレコマップの性能がいいという評判を耳にしました。
そこで、今回二つのアプリに加えてYAMAPのアプリも使用してみての感想をまとめてみました。
① 山旅ロガー(これまで10年以上愛用していたアプリ)
このアプリは、山旅ロガー、地図ロイド、GPXフォトサーチの3つのアプリを利用してログを取ったり地図を表示したりヤマレコに投稿したりできるアプリです。
栃木百名山のほとんどをこのアプリを使って登りました。大変愛着のあるアプリです。
最近次のような不具合が見られました。
・GPXフォトサーチで写真が検索できなくなった。
・いくつかのサイズの地図を前もって見ておかないと、電波がなくなった時や機内モード時に地図の縮尺を変えると地図が見えなくなる。これは、最初からの仕様です。前もって必要な地図は読んでおく必要が有ります。
② YAMAP
次にYAMAPアプリを使用してみました。
大変優れたアプリで前もって地図をダウンロードしておけば、地図を拡大縮小しても地図が消えません。しかし、無料会員ではダウンロードできる地図数に制限があるため、登山の前には必ずダウンロードが必要です。
有名な登山ルートならば、地点間の標準時間が表示されるので、目的地までの時間が分かる。
しかし、登山記録は独自のYAMAPサイトへの投稿となるので、残念ながら今回は見送りました。
③ ヤマレコマップ
今回山旅ロガーと性能を比較してみて、しばらくは使ってみようと決めたものです。
地図は前もってダウンロードしておく必要があるので、山旅ロガーのキャッシュと似たようなものです。形式はどちらかというとYAMAPと同じです。
無料でダウンロードできる地図は2つまでなので、毎回必ずダウンロードの確認が必要です。有料会員はいくつでもダウンロードが可能です。
さすがにヤマレコのアプリなので、登山後のヤマレコへの投稿は瞬時に行われます。アプリ内で撮った写真だけアップすることができるので便利です。
比較できたデータ
電池の消耗はほぼ同じ
・いずれも、機内モード時には10分で約1%程度の消耗でした。1日最大で9時間の登山としても54%程度の消耗です。充電パックを念のために持てばOKです。
地図のダウンロード
・いずれも事前の読み込みは必要です。山旅ロガーは、電波が有れば再読み込みができますが、ヤマレコアプリはWi-Fiがないとギガを沢山使用してしまいます。
・ヤマレコマップは登山の計画を前もってしておけば、それとの比較やヤマレコの過去のデータも参照できるので大変優れています。
・山旅ロガーの地図ロイドは電波が有れば、素早くダウンロードできるので里山などでは便利です。
ヤマレコへの投稿
・どちらもヤマレコの下書きに簡単投稿ができます。
その他の機能
ヤマレコアプリはヤマレコの標準アプリなので、使い勝手がいいがその他の機能では山旅ロガーに劣る面が有ります。
山旅ロガーの有する機能として、グーグルカレンダーへの投稿機能が有ります。マイカレンダーに投稿できるので大変便利でした。また、グラフ機能があり、速度や標高の変化がグラフで視覚的に見ることができました。登山時の標高差などをチェックするのにも便利な機能が有りました。
一応山旅ロガーは残して、しばらくはヤマレコマップでログ取りを行うことに決めました。しばらくして使用状況をお知らせしますね。
見えてきたヤマレコマップのメリット
登山口までのナビの代わりに使える。
ヤマレコマップは、登山開始ボタンを押さなくてもGPS機能は働きます。そこで、登山口付近に来たらこちらをナビの代わりに使いました。詳細な地図に車の軌跡が現れるので大変重宝できます。
車のナビではどうしても登山口近くなると切れてしまうので助かります。
右下の青い丸が車の位置です。
進行方向の線の方向で見える山座の同定ができる
自分の位置からスマホの向いている方向が地図に記されるので、今見ている山が何なのか大変分かりやすく重宝します。
この図から、見えている山が鶏鳴山ということが一目稜線です。
おおよそこれからどれくらいの登りや下りがあるのかイメージできる
簡易な標高のイメージ表示ができます。これまでどのくらい登ってあとどれくらい進むのかイメージできます。