これまで季節に関係なく30数回の固形燃料を使ったメスティン炊飯をおこないました。
試行錯誤しながら夏でも冬でもおいしく炊ける方法をつかむことができました。
堅めのご飯だったり芯があるご飯などの失敗もありましたが、そんな失敗のおかげで3つのコツがつかめました。
ぜひ参考にされて、おいしい山ご飯を作ってください。
ここで使用するメスティンはダイソーの1合炊きメスティンです。
固形燃料はどちらで購入されてもいいのですが、私が利用しているのはホームセンターカインズホームで販売している25gの固形燃料です。
3つのコツとは
1 吸水を1時間以上する。
2 固形燃料の燃焼時間を15分程度にする
3 必ず風よけを使う
この三つです。これで、100%おいしいご飯が炊けます。
それぞれについて、簡単に説明します。
1 吸水は1時間以上する。
これは、一般の電位炊飯ジャー炊飯より長めです。
やはり固形燃料は火力が弱いので、芯がないご飯を炊くには長めの吸水が大切です。
しかし、登山の場合なかなかその場で吸水して1時間は取れませんね。
私が利用しているのは、ジップロックのパックです。
水が漏れず登山している間に十分な吸水ができます。
こちらの商品です。
朝お米を研いで水を入れてザックに入れておきます。
一合のご飯と水が入る秀逸な大きさの製品ですよ。
2 固形燃料の燃焼時間を15分にする。
これはそんなに難しいことではありません。
通常固形燃料25gは燃焼時間が15分前後に設定されています。
しかし、カインズホームの固形燃料は注意が必要です。
この製品は外側にアルミフォイルのカバーがあります。
このカバー付きのままで燃焼させると、15分でなく25分ぐらい燃焼します。
そのため、火力が落ちてしまうのです。時間があるのなら燃え尽きるまで待てば、おいしく炊けるのですが、登山ではそんなに時間がとれないので、アルミフォイルのカバーははがして使いましょう。
さらに新たなことが分かりました。
固形燃料は時間がたつとアルコールが揮発してしまいます。
3か月以上経過したら、固形燃料の大きさを確認してください。
時間が15分に満たない場合はバーナーで追加しましょう
3 必ず風よけを使う
これは2つ目の燃焼時間にかかわってきます。
風が強いと同じ燃焼時間でも、メスティンにあたる炎が揺れてしまいます。
熱量が減ってしまうのですね。
ほんのちょっとの風でも、カロリーが逃げてしまいます。
15分間完全燃焼した熱量が必要なので、かならず風よけを使いましょう。
風が弱くても、必ず使うことをおすすめします。
以上の3点を実施すれば100%おいしいご飯が炊けます。
ぜひおいしいメステイン炊飯を楽しんでくださいね。
カレーはレトルトですが、メスティンで炊いたご飯で食べると絶妙な味です。
唯一の失敗の原因は
固形燃料が小さくなりました
購入後時間が経つとどうしてもアルコールが蒸発します
その場合はガスバーナーなどで追加炊きが必要です