危険度の高い山

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栃木百名山のうち、「栃木県山のグレーディング」で危険度がCランク以上の山について記載します。

栃木百名山を含めて栃木県には多くの山があります。「栃木県山のグレーディング」にもたくさんの山が紹介されていますが、体力度で8以上の山は有りません。また、危険度もAからEの5段階でEランクは無し、Dランクに皇海山のクラシックルートが1つ、Cランクに錫ヶ岳、庚申山、黒檜岳・社山縦走、石裂山、古賀志山、岩山が有るだけで、残りはA,Bランクです。

そういった意味では、だれでもチャレンジできる山が多いのかと思います。

ランクD

栃木県山のグレーディングから(危険度D)

  • 厳しい岩稜や不安定ながれ場、ハシゴ・くさり場、藪こぎを必要とする箇所、場所により雪渓や渡渉場所がある。
  • 手を使う急な登下降がある。
  • ハシゴ・くさり場や案内標識などの人工的な補助は限定的で、転落・滑落の危険箇所が多い。
  • 地図読み能力、岩場、雪渓を安定して通過できるバランス能力や技術が必要。
  • ルートファインディングの技術が必要

ランクDは皇海山の銀山平からのルートです。庚申山を越えて鋸山に取り付く鎖場が直角90度と聞いています。また、六林班峠コースもかなりの藪こぎで遭難の危険性が高い山です。

皇海山(鋸山)

詳しくは、体力度が一泊以上の山編に記載してありますので、そちらをご覧ください。危険度としては登山道の危険というよりもルートファインディング等の技術が必要な山と考えます。

ランクC

ランクCには6座が記載されています。そのうちの錫ヶ岳、庚申山、黒檜岳・社山縦走は体力度が一泊以上の山編に記載してありますので、そちらをご覧ください。

栃木県山のグレーディングから(危険度C)

  • ハシゴ・くさり場、また、場所により雪渓や渡渉場所がある。
  • ミスをすると転落・滑落などの事故になる場所がある。
  • 案内表示が不十分な箇所も含まれる。
  • 地図読み能力、はしご、くさり場などを通過できる身体能力が必要。

危険な山は必ず危険な場所を地図で確認しましょう。

石裂山

石裂山は加蘇山神社から3つの峰を周回するコースとなります。それぞれの峰の手前が岩場で鎖や梯子が設置されています。両手両足をしっかり使って、三点支持で登ることが大切です。特にハシゴの高さが高い場所や長さが長い場所は危険感が大きくなります。

春はアカヤシオが咲き乱れる山です。鎖場やハシゴは慎重に渡れば大丈夫ですので多くの方が登っていますので、高所恐怖症でなければ是非オススメしたい山の一つです。

危険度の高い山はしっかりした登山靴で登りましょう

古賀志山(森林公園から縦走)

古賀志山は老若男女が訪れる大変賑やかな山の一つです。一般的なルートを通ればランクCとはならない山です。南コースをたどるなら危険度はAでしょう。山頂を極めるだけであれば南コースでOKです。

ここで縦走コースと紹介しているのは、詳しくはどこかわかりませんが、一つは中尾根コース、もう一つは古賀志山山頂から赤岩山に至るコースでしょうか、他にもカニのタテバイヨコバイと行った難所もあります。

古賀志山はルートが100程度も有ると言われています、ルートを間違うと急に岩斜面が現れ戸惑うことがあります。しっかりした計画で登山しましょう。

岩山

岩山は鹿沼市内から西の方へ10分ほど行った郊外に有る低山です。標高は300m程ですが全体が岩でできた山で3つの頂きを上り下りします。山頂まではBランク程度の山ですが、最後の猿岩が20mは続く絶壁の鎖場です。

時々救急車が出動するとも聞きます。巻道も有るのでこの部分は通らずともすむので、危険度はCランクですが岩登りの雰囲気が楽しめる山の一つです。

栃木百名山登山の記録はこちら

栃木の情報あれこれはこちら

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