栃木百名山の中には、日本三百名山にも選定されている山が5座あります。
栃木百名山の中で日本三百名山に入っているのは、男鹿岳、高原山(釈迦ヶ岳)、太郎山、袈裟丸山、荒海山の5座です。栃木百名山には選定されていない八溝山も日本三百名山です。
これらの山の記録を紹介します。
この地域の地図なら山と高原地図 那須・塩原
男鹿岳
男鹿岳は崩壊していく塩那道路の途中の取り付きから藪の中を登り、牝鹿岳から向かうルートです。残雪時に福島側から登るルートもあります。
塩那道路途中の取り付きまでは、片道10kmほどの砂利道を歩くことになります。塩那道路は徐々に崩壊が進んでいるので、そのうち通れなくなる日が来るかもしれません。
男鹿岳への体力はこれで解決しましょう。
塩那道路には那須側から入ります。深山園地の先に数台車が止められる駐車場がありますので、そこに駐車します。そこから先は写真のように通行止めの看板が出ていますので、自己責任で入山することになります。
釈迦ヶ岳
高原山は釈迦ヶ岳、中岳、中平岳、鶏頂山を含むカルデラの外輪山の総称です。一番高いのが釈迦ヶ岳です。一般的に高原山山頂といわれるのは釈迦ヶ岳です。
釈迦が岳には、大間々の駐車場上から登るコースが一番登りやすく登山者が多いコースです。
大間々駐車場から八海山神社までは比較的ラクなコースで、眺めもいい場所なことからハイキングの名所となっています。
そこから、矢板市最高峰を経由し剣ヶ峰の懐を抜けてひたすら尾根を進むと、最後に釈迦ヶ岳の取り付きになります。
私は2度チャレンジしましたが、一度は雷で撤退しました。2回目は山頂まで行けたのですが、危なく雷雨に会うところでした。残念ながら眺望は臨めませんでした。
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太郎山
太郎山は日光連山の一座です。登山ルートは、梵字飯場跡駐車場から入る登山口と、山王帽子山の登山口から入る2つのルートが一般的です。
どちらのルートも結構急登となりますので体力温存が大切です。梵字飯場跡からは登山口まで約4kmの舗装道路を歩くことになります。
この写真は、山王峠の駐車場から山王帽子山を越えて太郎山に向かった時の写真です。車は10台弱止められます。シャクナゲの季節がおすすめですね。
下のマップは志津乗越の手前の太郎山入口まで。車が入れたときのルートとなっています。ここに往復8kmの道路歩きが加わります。
袈裟丸山
袈裟丸山には今回登った折場登山口の弓の手コースの他に、塔ノ沢コースなどがあります。
おすすめはこの写真のような紅葉の時期若しくは、アカヤシオの満開の時期となります。
コースはよく整備されています。最初の登りと山頂手前の登りが比較的急登となりますが、危険箇所島はありません。自分のペースでゆっくり紅葉やヤシオツツジを愛でながら散策しましょう。
荒海山
荒海山は栃木県と福島県の県境に佇む名峰です。福島県では太郎岳と呼ばれています。
登山口は以前は荒海宿から入山するルートが山と高原地図に掲載されていましたが、現在は集中豪雨のために廃道となっています。戸坪沢のチェーンを付けるための駐車場からのルートが開発されました。
この登山口には、いきなり大きな入山禁止の看板がありますから、入山は自己責任ということになるかと思います。
荒海山は双耳山で西峰には「大河の一滴ここより生る」の石碑があります。西峰から藪の中を歩くと東峰の山頂に至ります。