古賀志山には20か所以上の鎖場があります
実際に登ってみないとその難易度は分かりません。
古賀志山には沢山のルートが有るので、よく調べないで行くと突然鎖場が現れます。
そんな時どのくらいの難易度なのか分かれば、このままいくのか引き返すのかの判断材料になると思いました。
人によって登りが嫌いな人や下りが嫌いな人もあるでしょう。
私はどちらかというと下りより登りの方が下を見ない分好きなタイプです。
ここでは、私が上り下りした範囲で難易度を示しました。
ぜひ参考にしてください。
今回「古賀志山を守ろう会」からダウンロードした地図に評価を記載しました。
登攀で有名な古賀志山です。不動滝やマラ岩、南陵ドームは登攀の練習バーンです。
登坂ゾーンは登山道ではないので地図には示してありません。
今回観音岩を制覇した後、御嶽山直下に新しい鎖を発見しました。
評価はBとしました。
赤い丸はルート外
赤い横長の丸の3か所は「古賀志山を守ろう会」の地図にも「危険ポイント」☆マークは有りません。
☆マークがないということは、鎖が設置していない場所であり、認定された登山道ではないということです。
中尾根の1番岩と2番岩はトラロープは有りますが登山道には含まれません。
ヤマレコではここを通るルートが選択できます。通過する場合は十分注意してください。
今回初めて登ってきましたがなかなかハードな岩登りです。
3番岩の下に至る巻道が有るのでそちらが無難です。
コマラ岩は完全なバリエーションルートです。
カニの横ばい縦ばいは以前はロープがあったようですが今は撤去されています。
ここは自己責任で登攀してください。
地図上の星マークのA・B・Cは個人の評価
複数の短い鎖場が連続する場所も有ります。
その場合は、併せて1箇所として評価しています。
星印の箇所すべてをランク付けて見ました。
最後に行った松島コースのふんぎりは一応ルート上なのでAとしました。
トラロープでしかも短いロープなので私的にはランク外です。
ただし、右側に巻道があるのでここを回避して進めました。
Aランク
Aは鎖場の中では特に危険な場所です。
主稜線と東陵尾根の鎖場、そして松島コースの下の鎖場の連続、そして班根石山の北側はAランクにしました。
松島コースの下の方にはこんな鎖場と岩場が連続します
落ち葉もありかなり恐怖感があったので、Aランクとしました
主稜線にはいくつかの鎖場が連続します。
Aランクの鎖場は垂直の崖です。
詳しくは上の記録を見てください
この写真は松島コースのふんぎりです。
危険なのでランク外にしたいところですが、巻道が有るのでAランクとはしてあります。
詳しくはこちらです
東陵の鎖場の連続もいくつかは高さ5mを越えています
しっかりした鎖なので、その点は安心です
東陵見晴らし直下に4か所、さらにその下に数か所続きます。
特に下の方の鎖場はハングしているので注意が必要です。
鎖を使わないと私には無理な場所でした。
559P(班根石山)から北へ向かうルートの鎖場はCランクですが、そこに向かう根っこと岩の斜面を併せてAランクとしました。
ここは看板には滑落注意とあります
Bランク
Bは普通ランクの鎖場としました。
中尾根の3番岩と4番岩はBランクとしました
3番岩はトラロープですが、ロープなしで登れます
4番岩も鎖がありますが、足場はしっかりしています
この写真は馬蹄形コースの鳥屋山の東のBランクの鎖場です。
足場はしっかりしています。鎖が無くても上り下りできますが、鎖が有るので安心な場所です。
私的にはBランクには鎖が無くても何とか上り下りできる場所で、鎖があることでその補助効果が大きい場所としました。
西尾根から弁当岩に上るルートは鎖場がありません、でも岩場の連続なのでBランクです
Cランク
Cの鎖場は上り下りするというよりは登山道を踏み外さないように設置されているものです。
足元に崖が有るので補助的に設置されています。
この鎖は全く使わずに登れます。
登山道を踏み外さないようにつけられているのだと思います。
あくまでも私の評価なので当てはまらない方もあるかと思いますが、古賀志山を楽しむために評価してみました。
二枚岩の上から東に向かうルート上の星マークは鎖は有りません。
岩登りが有るのでCランクです
このルートは古賀志山を満喫する結構いいルートです
参考にしてください
他にも鎖場がいくつかあります
鎖があるということは一応正式なルートなので、気を引き締めて通過してください。
鎖はないけれど高度感があり、踏み外したり滑落すると危険な場所があります。
猪落としと名前が付けられています。
死亡者もありました。
高度感が嫌いな人は避けてくださいね。