栃木県にはたくさんのアルプスが有るんです
足尾アルプスの紅葉です
栃木の御当地アルプスには、それぞれおすすめの登山時期があります
年間を通じて様々なアルプスを楽しみませんか
私が確認済みの県内のご当地アルプスは次の8つです
日光アルプス 、佐野アルプス 、大郷戸アルプス 、大小山アルプス
足尾アルプス 、足利アルプス 、大平アルプス 、宇都宮アルプス
他にも有るかもしれませんし、すべてのアルプスを縦走したわけでも無いので参考ということで御覧ください
アルプスとは
アルプス造山運動によりできたヨーロッパの大山脈をアルプス山脈といいます
フランス、スイス、ドイツ、イタリア、オーストリアなどにまたがっており、最高峰はモンブランで標高は4808メートル、マッターホルンやユングフラウなどの四千メートル級の高峰がそびえています
アルプスの語源はというと
「アルプス」は英語読みで、ドイツ語ではアルペンAlpen、フランスではアルプAlpes、イタリアではアルピAlpiとよばれれます
ケルト語で山を意味するalbまたはalp、ラテン語で白を意味するalbが語源といわれており、氷雪に覆われた白い山という意味だというのが通説です
日本アルプスとは
日本アルプスはご承知の通り本州の中央部に位置する北アルプス(飛騨山脈)、南アルプス(赤石山脈)、中央アルプス(木曽山脈)、3つの山脈を合わせた総称です
御当地アルプスはこれに習って、それぞれの山並みその地域の名前をもじってつけたもので、正式な名称では有りません
日光アルプスは日光連山、宇都宮アルプスは篠井富谷連峰のことを称しています
足利アルプスは足利百名山のうちの中央の山並みを称するようです・・・
同じ足利でも大小山周辺は大小山アルプスと呼ばれています
いずれも地域の山を守り愛する気持ちからそう呼ばせているのだと思います
栃木県内の御当地アルプスを細かく見ていきましょう
日光アルプス
日光連山をそう読んでいます
男体山、大真名子山、小真名子山、女峰山の縦走路を呼ぶことが多いのですが、太郎山も交えて日光アルプスと言う場合もあります
すべて直登有りの難易度の高い山々です
縦走となるとテント泊もしくは避難小屋泊が必須です
栃木の御当地アルプスでは足尾アルプスと並んで上級者向けのコースです
足尾アルプス
足尾アルプスは庚申山から中倉山に続く山並みをそう呼ぶようです
ここをすべて縦走するのは大変困難です
テント泊もそうですが、踏み跡が少ないのでルートファインディグが必須の上級者向けです
一般には中倉山から沢入山までの縦走がおすすめの日戻りコースです
宇都宮アルプス
篠井富屋連峰の山々をこう読んでいます
比較的登りやすい初心者におすすめの縦走コースです
低山ですから夏の登山は熱中症などの注意が必要です
大郷戸アルプス(益子アルプス)
栃木県内では一番新しく御当地アルプスに仲間入りした山並みです
この地域の山を愛する方たちがルートを開拓しました
大郷戸ダムを周回する低山ルートです
初心者にもおすすめですが、私有地なのでリボンや道標などは最小限しか有りません
それなりの技能とマナーが求められます
大平アルプス
大平山から岩船山に至る山並みをこのように呼ぶ場合が有るようです
登山口間を電車で移動できるので、縦走登山が人気の山並みです
大平山、晃石山、青入山、馬不入山、岩船山と縦走できますが、体力に応じて下山ルートが多数あるので初心者にもおすすめな縦走路です
佐野アルプス
三床山から北へ伸びる山脈をこう読んでいます
ここも私有地の山であり、危険な岩山なので、ある程度の技術とマナーが求められます
アカヤシオや山桜など花の時期がおすすめの縦走路です
足利アルプス
足利には足利百名山と言われるほどたくさんの山があります
その中でも両崖山周辺の山々を足利アルプスと呼ばれています
織姫神社を起点とした両崖山から天狗山に至る周回ルートや行道山へ縦走するルートなどが紹介されています
大小山アルプス
こちらは足利の名山、大小山周辺の山並みです
周回ルートなど多くのルートを選択できます
岩山なので登山には注意が必要です
いずれも特徴ある栃木の御当地アルプスです
まだまだルートもたくさんあります
自分なりの御当地アルプスを楽しんでください