栃木百名山を楽しもう!:地域別②大佐飛山塊から塩原温泉まで

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人里離れた奥深い山が続く塩那道路周辺の山

那須連峰の西側に高原山の奥に続く山並みがあります。東から大佐飛山塊の山その奥に男鹿山塊の山、そして西に塩原の山と続いています。その南に高くそびえているのが高原山です。

この地域の栃木百名山は以下は11座としました。

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大佐飛山(おおさびやま)

大佐飛山は知る人ぞ知る天空の雪の回廊で有名な山です。3月から4月の間の数週間だけ、尾根の雪が締まり雪の回廊が出現します。晴れた日の雪の回廊の素晴らしさは行った者にしか分からない素晴らしさです。

また、雪を抱く那須の茶臼岳から裏那須の眺望もここからだけの眺めとなっています。

冬は雪が深く一般の方は登れません。また、夏はヤブが深くこれまた一般の登山客を弾き返す。そんな山なのです。

大佐飛山の登山口は一般に2つです。どちらも天空の雪の回廊を通リ山頂を目指すルートです。一方は鴫内山を経由するルートもう一方は百村山を経由するルートです。どちらも登山口はいくつか有ります。2つのルートは2番の黒滝山で合流します。

私は3回チャレンジして山頂にたどり着きました。1回目は時間切れ、2回目は強風です。体力と運に恵まれてものだけがたどり着ける栃木県でも遠い山の一つです。

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黒滝山(くろたきやま)

黒滝山は大佐飛山の途中にある山です。南に開けており、晴れた日には大田原、那須塩原の町並みや八溝連峰を見下ろせます。

登山口は先ほど大佐飛山で書いたとおりです。巻川林道から近道があります。

大佐飛山の中継地点の山としても有名で、大佐飛山にテント泊で行く方はこの辺りに設営します。山頂付近は広いので百村山から来ると黒滝山山頂で道を見失いやすいので注意しましょう。

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男鹿岳(おじかだけ)

男鹿岳は男鹿山塊の主峰です。冬の晴れた日にこの辺りの山を望むと一番白く見えるのが男鹿岳です。

この山に入るルートは一般に3つです。一つは塩那道路の那須側深山園地から入り13kmの林道を歩いて取り付くルート、逆に塩那道路の塩原側から林道を歩き取り付くルート。そして福島県の栗生沢から北西尾根に取り付くルートです。このルートは春の着雪時限定のルートです。いずれも難関のコースで、最後の塩那道路からの取り付きはヤブの中なので注意しましょう。

男鹿岳は山頂からの眺望もほとんどなく、達成感はあるが2回行きたいとは思わない山でした。とにかく林道歩きが果てしなく長いのと、林道が崩壊しているのと、熊などの動物の匂いがプンプンしているので危険で辛い山でした。

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登山の地図は山と高原地図がおすすめです。

日留賀岳(ひるがたけ)

日留賀岳は標高差が1000mを越える山ということで、高原の八方ヶ原の上に鋭くそびえる山でありながら、登るのをためらっていた山でした。

登山口一般的には麓にある小山さん宅の脇を登っていくことになります。小山さんは農家で自宅を駐車場に開放してくれたり、野菜を安く販売したりして入山者に優しい方です。

標高差1100mですが、最初に急登が少し有るものの時間をかければ万人が登れる山だと分かりました。

今回は秋の紅葉を楽しみに行ったのですが、思わぬ初雪にであり素晴らしい眺望が楽しめる登山になりました。

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釈迦ヶ岳(しゃかがたけ)

高原山の主峰は釈迦ヶ岳です。高原山は巨大なカルデラ火山でその外輪山に釈迦ヶ岳、中岳、中平岳、鶏頂山があります。その他ハンターマウンテンの有る明神ヶ岳や前黒山も外輪山です。また、現在も噴煙を上げている新湯富士の爆裂火口も高原山の寄生火山であると考えられています。

また、八方ヶ原は高原火山が分回sたときにできた溶岩でできた台地です。ツツジの時期に賑わいを見せる観光地です。

釈迦ヶ岳は大間々の駐車場から登るのが一般的なルートです。眺望の良い八海山をを超えて剣ヶ峰の脇を通り長い尾根を歩いた先の急登を越えると山頂です。

眺めがいい山頂ですが、私は霧で何も見えませんでした。再度チャレンジしたい山です。

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鶏頂山(けいちょうざん)

鶏頂山は先程書いたようにいわゆる高原山を形成する山の一つです。西側に落ちるなだらかな稜線がとても綺麗で、鶏の鶏冠から首筋にかけての美しさになぞらえた名前だと思います。

山頂へは釈迦ヶ岳から向かうルートや中平岳から向かうルートもありますが、元鶏頂山スキー場方面から登るのが一般的です。

スキー場跡の笹原や大沼の自然、山頂からの眺望など魅力がいっぱいの登山でした。

前黒山(まえぐろさん)

前黒山は標高は高くなく傾斜も旧でないのですが、登山道が分かりにくいということで登るのが遅くなってしまった山です。

確かに日塩道路から林道を登っていくのですが、残りの30分が笹のヤブの中で道間違えしそうな場所でした。踏み跡がわかりにくかったです。最近は新たなルートが開発されて登りやすくなったということですが、行ってはいません。

頂上付近は笹ヤブなのであまり眺望もありません。近くの明神岳や高原山が見えました。

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新湯富士(あらゆふじ)

新湯富士は奥塩原の新湯に近い端正な山です。新湯温泉は新湯富士の噴火口から湧き出す温泉をかけ流しで使っています。新湯富士に登った後はぜひ、新湯の公衆浴場で疲れを癒やしましょう。

新湯富士山頂へはルートが2つあります。一つは大沼園地から登るルートです。広い駐車場が有ります。もう一つは向かい側の新湯温泉から登るルートです。いずれも迂回ルートがありますので、周回して戻ってくるといいでしょう。

山頂からの眺望はありませんが、ヤマツツジなどツツジの時期は目をなごませてくれます。

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安戸山(やすとやま)

安戸山は塩原の入り口にそびえる山です。アグリパル塩原から北西に見える山です。アグリパル塩原に車を置いて出かけましょう。

登山道の部分は少なく林道歩きが長い山です。

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弥太郎山(やたろうさん)

弥太郎山は塩那道路の塩原の入口の駐車場に車を止めて登ります。林間を行くコースですが、高圧線鉄塔の道なので整備された登山道です。

山頂の見晴らしはありませんが、途中の鉄塔の場所で塩原の町が見下ろせます。

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若見山(わかみやま)

若見山は国道400号の尾頭トンネル手前にある山です。国道脇のちょっとした広場に車が止められます。

登山口からはほとんど林間を歩きます。熊が木の皮を履いだ跡がたくさんあり驚きました。この辺り一帯は熊の生息地ですね。熊鈴やラジオを持参して登りましょう。ここも、高圧線鉄塔の道なので整備されたつづら折りの登山道です。

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栃木百名山登山の記録はこちら

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