栃木県と群馬県鏡にそびえる山々は名峰揃い
群馬県境には、日本百名山の皇海山や日光白根山を始め、栃木百名山でも名峰と呼ばれる山がたくさんあります。中には往復30kmにも達する黒岩山、鎖場だらけの鋸山と危険度や体力度の高い山、ロープウェイを使わなければ日帰りが厳しい錫ヶ岳などもあります。そんな名峰揃いの群馬県境の山々をお楽しみください。
目 次
- 30座 黒岩山 ブログへ
- 31座 鬼怒沼山 ブログへ
- 33座 根名草山 ブログへ
- 34座 温泉が岳 ブログへ
- 55座 金精山 ブログへ
- 32座 燕巣山 ブログへ
- 80座 日光白根山 ブログへ
- 37座 錫ヶ岳 ブログへ
- 65座 皇海山 ブログへ
- 66座 鋸山 ブログへ
- 88座 根本山 ブログへ
- 67座 袈裟丸山 ブログへ
黒岩山(くろいわやま)
黒岩山は栃木百名山のボスキャラ的存在です。多くの方がこの山を最後の砦ということで、この山で名山達成を祝っています。私もこの山で栃木百名山を達成し、自作の百名山ポロシャツを作って記念撮影しました。
後から判明したのですが、実は99座目で鳴蟲山と鳴虫山を同じ山でカウントしてしまったんですね。鳴蟲山で百座達成というヘマをやらかしました。
黒岩山は夫婦渕からのロングコースです。奥鬼怒温泉郷を過ぎて、鬼怒沼湿原の登り、そこからさらに長いワインディングロード、最後は藪こぎで山頂に立ちます。
栃木、群馬、福島の三県にまたがる山頂ですが、あまり登る人が少ない秘境の山です。
鬼怒沼山(きぬぬまやま)
鬼怒沼山は鬼怒沼の湿原から山頂まで30分程度で登れる山です。鬼怒沼は素晴らしい眺めなのですが、鬼怒沼山は林に囲まれて眺望は殆どありません。
でも、鬼怒沼湿原のち等に映る逆さ鬼怒沼山は大変美しく、栃木百名山にふさわしい山なのでしょう。
夫婦渕からは奥鬼怒温泉郷を抜けて、鬼怒沼までは結構な急登になります。
根名草山(ねなくさやま)
根名草山は金精峠から奥鬼怒温泉に向かう途中の尾根になります。奥鬼怒温泉に向かうには夫婦渕から行くのが一番行きやすいのですが、このルートで奥鬼怒に向かう方も結構います。
金精峠駐車場に車を置いて、金精峠に登りそこから北上します。途中に温泉が岳の分岐や綺麗な避難小屋があります。
登山道は笹原なのですが、有る方が毎年草を刈っていてく入れたので迷わずに登れました。
温泉が岳(ゆせんがたけ)
温泉と書いてゆせんと呼ぶ山です。根名草山の登山道から分岐して30分ほどで山頂です。菅沼丸沼方面が開けていました。
金精山(こんせいざん)
金精峠から白根に向かう方向にあるこんもりとした山です。溶岩円頂丘なのでしょうか。
金精峠駐車場から金精峠を経由して登ります。当日は梅雨のため霧で眺望はありませんでした。
燕須山(つばくろすやま)
燕巣山は丸沼の北にそびえる急斜面の上りが続く急登の山です。丸沼の駐車場に止めて四郎峠に向かいます。
四郎峠からは右に燕巣山左に四郎岳に登れます。どちらもここからは急登の山です。
ゆっくり急斜面を登りながら振り返ると四郎岳の綺麗な稜線や、丸沼や日光白根山を眺めることができます。程なく山頂です。
日光白根山(にっこうしらねさん)
日光市白根山は栃木県の最高峰です。最高点は奥白根の山頂です。奥白根の山頂は岩場で狭いので大勢の登山には不向きです。県内の中学校や高等学校では、夏休みの林間学校で前白根山に登っていました。
山頂から眺める五色沼や弥陀ヶ池などの美しさ、晴れた日の東西南北360度の眺望も最高です。
山頂へは、金精峠、湯ノ湖、菅沼、丸沼ロープウェイなど様々なルートが選択できます。丸沼ロープウェイで山頂手前の天空の足湯まで一気に上がると、山頂まで一番はやく登れます。
下山後の天空の足湯も最適ですね。
また、シラネアオイやコマクサなどの高山植物の宝庫でもあります。季節に応じて楽しみましょう
錫ヶ岳(すずがたけ)
錫ヶ岳は日光白根山から更に南に長いルートが待っている難関の山です。多くの方は白根の避難小屋かテントに宿泊して山頂を制覇しています。
私は基本的に無人小屋泊やテント泊はやらないので(希望は有るが装備がない)、ここで始めて小屋泊を検討した。
ところが、ヤマレコの記録を見ると丸沼ロープウェイ山頂駅から一度リフトに沿って下り、そこから沢沿いに錫ヶ岳に向かい藪こぎで水場に到達し山頂に向かうコースが開発されていました。
おかげさまでこのコースを利用して山頂をクリアしました。難関達成で栃木百名山完登が見えてきた登山でした、
皇海山(すかいさん)
皇海山の登山ルートは庚申山からの縦走が古の修験者のルートです。私の体力では日帰りは不可能です。庚申山荘での一泊も考えたのですが、庚申山から鋸山のルートが結構遭難や滑落が多いルートでも有ることが分かりました。
調べたところ、群馬県側から超ロングなダートロード皇海橋まで車で向かい、不動沢を不動沢のコルまで登りそこから皇海山と鋸山を目指すのが一番早いルートとわかりました。。皇海橋には立派な駐車場とトイレが整備されていました。
ただし、難関は皇海橋に至る林道です。追貝ルートと利根ルートがあります。林道ですので大雨等で閉鎖せれますので、必ずチェックしてから行きましょう。また、普通乗用車の場合は車の下を擦ったり、パンクしたりが有るので注意が必要です。
鋸山(のこぎりやま)
鋸山は皇海山と合わせて登ります。不動沢のコルから登りますが、登山道はかなり傷んでいるので、落石や滑落に注意です。危険度では栃木百名山では一番危険度が高い山だと思いました。
根本山(ねもとやま)
根本山は佐野市と桐生市にまたがり、佐野市(旧田沼町)の最高峰です。熊鷹山と併せて周回コースが便利です。晴れていれば眺望が良い山です。
袈裟丸山(けさまるやま)
袈裟丸山は紅葉やアカヤシオの時期が最高な山です。特にアカヤシオの時期は多くの登山者で賑わいます。
袈裟丸山には前袈裟丸山に向かう折場ルートの他、直接後袈裟丸山に向かう郡界尾根ルートなども選択できます。
袈裟丸連山とは、 複数ある前袈裟丸山・中袈裟丸山・後袈裟丸山・奥袈裟丸山・法師岳の総称のことをいいます。一般には前袈裟丸山1878mを持って山頂としていますが。最高峰は奥袈裟丸山1961mです