2022年は急に暑くなり、ヒルの活動が早まっています。
大鳥屋山は活動始めました。栗山の夫婦山でも目撃が有ります。
ゴールデンウイークあたりから注意が必要ですね。
栃木県ヤマビル対策マニュアルはこちら
栃木県公式サイトから
栃木百名山の中にもヒルが生息する山は有ります。ヒルは年々生息域を広げているようですので、この他にもヒルがいる山はあるかもしれません。私が直接見かけた山とヒルがいるという情報がある山を紹介します。
鳴虫山と外山を追加しました。2022.04.12
私がヒルに出会った山
私がヒルを直接見たのは、佐野の大鳥屋山と鬼怒川の南平山です。最近県民の森でも出会いました。広がっていますね。
大鳥屋山
大鳥屋山は夏に登ろうとしたのですが、登山口でヒルに出会いすぐに登山中止しました。登山口には大きくヤマビル注意が書いてあります。後ほど秋に登りました。
南平山
南平山は夏に登りました。きのこの山でしたが、下山中の最後の登山道で靴にヒルが数匹たかっていました。幸いにも靴の外側だけですみました。
県民の森(ミツモチ山)
ツツジのシーズンには大勢の観光客が訪れる県民の森ミツモチ山ですが、初めてヤマビルに出会いました。
近くの尚人沢にはいるとの情報がありますが、こちらまで広がっているんですね。
ここには高原山のキャンプ場があるので、ちょっと嫌な兆候ですね。つつじを楽しんで、シロヤシオの落ちた花弁を楽しんでいたら、ヒルに出会いました。
ヒルの生息情報がある山
2019年ごろから生息レポートが増えています。
月山
月山や夫婦山でもヒルの情報が有りました
現在トンネルが立入禁止で登山者が少なく道があれてきているのも原因のようです
鳴虫山
前日光の人気の山ですが、最近ヒルの被害が聞こえてきます。
日光植物園や憾満ヶ淵の隣なので仕方がないのでしょうか。
残念ですね。アカヤシオの時期が終わるとヒルの時期になるのでしょうか???
ヤマレコから
登山口の案内図の横に、
「ヤマビルにご注意下さい」の張り紙が貼ってあり、
ふ~ん。ぐらいに思っていたら…
登山道にそれと思しき動いてる物体…(T_T)
神ノ主山にたどり着く前に、やられてたらしく、神ノ主山で休憩時に、足を確認したら、吸血してでかくなったヤマビルを発見!!
ライターで炙ったら、ポロッと取れました
外山
こちらもヒルの生息が確認されている、東照宮の北側です。
やはり2019年ごろからヒルの被害が見られますね。
ヤマレコから
下山後、ヒルが5匹くらい
血がなかなか止まらないので、近くのダイソー(元今市市)まで行って、絆創膏購入
石裂山
私は昼には遭いませんでしたが、最近ヒル情報がちらほらあります。
ヤマレコから
パンに素足のいでたちを激しく後悔。上り時には急斜面格闘中ふと足に目をやると初体験のヒルが4箇所に!
たぶんさほど吸われない内に引っ張り剥がし、幸いの軽症。靴下やシャツの中まで入られたなどという、噂ほどの大被害は被りませんでした。
鶏 岳
冬に登ったのでヒルを直接見てはいないのですが、次の山域にはヒルが出没するようです。1つ目は塩谷町の鶏岳です。塩谷一帯は近年ヒルが比較的多く目撃されています。鶏だけでも数年前から目撃されているようです。
もう一つは足利市の熊鷹山近辺です。20匹前後のヒルにやられたとの情報が有ります。根本山近辺にも出るとの情報もあります。
大鳥屋山は、流石にヒルが多すぎる感じなのですが、他の山は目撃情報が有るもののそんなに多く生息してはいないようです。夏場に登る場合はヒル対策をしっかりして登れば登山はできると思います。
尾出山にもヒルがいるとの情報をいただきました。ありがとうございます。
コメントから
尾出山も沢沿いにはヒルが沢山います。
特に寺沢林道が崩壊した箇所が多いため、岩場などを歩く事になるためにヒルが足に取り付きやすいようです。
6月末に登りましたが、ヒルにやられ林道の崩落地を行くのが怖くなり撤退しました。
蓬山ログビレッジ近くの旗川の沢沿いはヒルがたくさん出ました(>_<)
夏場は歩かない方が賢明です
霧降高原の大山や隠れ3滝周辺は最近多くのヒル情報が有ります。特に滝周辺は気を付けましょう。
2019年に南平山でヒルを目撃したので、じめじめした葛老山にもいるんじゃないかとは思っていました。その年の6月にはヒルの目撃は有りませんでした。
2021年ごろからヒル情報があります。実際に血液を吸われているので気をつけましょう。
三依の山々も今後広がってきて危ないかもしれませんね。
こちらの登山MAPにもあります
ヒルの活動期は夏です。6月から10月くらいまではヒルがいる山の登山はやめておいたほうが良いかもしれません。すべて低山ですので冬場でも登れる山ばかりです。南平山は真冬はやめたほうが良いでしょう。
ヒル対策は市販のヒルの忌避剤を登山靴とゲイターにしっかり散布しておくことが一番です。
塩水やにがりで濡らしたタオルを足元に巻いておくという方法もあります。
ヒルが木の枝から落ちて来るという話もありますが、それは足元から肩まで登ったヒルをそういうふうに捉えてしまったようです。基本はヒルは足元から登ってくるのでそれへの対処が肝心です。
ヒルが生息する山に入るときは対策を準備しましょう。
ヒルの生息情報がある場所
龍王峡
山ではないのですが、ヒルの生息情報が聞かれます。結構観光客が訪れる場所なので報告しますね。
龍王峡は鬼怒川上流の人気スポットです。こちらにもヤマビルが生息していますので注意してくださいね。
尚人沢
尚人沢も多くの方が水を汲みにきます。水汲みのスポットでなく、水が滾々と湧き出す遊水地で目撃されています。
霧降高原:大山、隠れ三滝方面
霧降高原の滝尾の路、憾満の路等のハイキングコースでヤマビルに吸血されたという情報が多くよせられています。
女峰山
女峰山でも南側のバカ尾根と呼ばれるルートの下の方です。滝尾神社に下る笹路にたくさんのヒルが生息しています。
鳴虫山
登山道の最初にある憾満ケ淵付近でヤマビルに遭遇したとの報告が増えています。観光客もたくさんいるので気を付けたいですね。
東京大学大学院 理学系研究科附属植物園日光分園
園内の庭園はヒル増殖中とのことです。受付で長靴を借りましたが、足に喰いついてきました。
大黒岩
那須塩原市の大黒岩でヒルと遭遇した事例があります
実は、大黒岩に行った時に、
ヤマビルに食いつかれてしまいました。
こちらに一覧があります。ヤマビル研究会から
栃木県内でヤマビルの報告があった場所
・栃木市(星野町)
・塩谷郡塩谷町(尚仁沢、東荒川ダム湖、西荒川ダム、野州(やしゅう)鉱山、西古屋(にしごや)ダム)、東古屋湖(ひがしごやこ)周辺、西荒川林道周辺
・佐野市(秋山川流域、田沼町、旗川上流西沢林道周辺、岳ノ山(たけのやま)、大鳥屋山(おおとやさん)、五丈の滝、彦間川の黒沢東川と黒沢西川合流点付近の黒沢東川に掛かる橋付近、田之入町)
・鹿沼市(思川(粕尾川)、上粕尾(かみかすお)、半縄(はんなわ)、永野川上流、入粟野(県道246号付近)
・日光市(鬼怒川温泉、恋路沢(こいじさわ)、古釜沢(ふかまさわ)、川治温泉高原、川治ダム周辺、今市ダム、砥川(とがわ)渓谷、龍王峡、萩垣面(はんがきめん)、霧降の滝、隠れ三滝周辺、大谷川(だいやがわ)赤沢、所野(霧降高原)、鬼怒川レジャー公園内)、小倉山森林公園、日光植物園、日光市役所旧庁舎裏手付近、鬼怒川温泉ロープウェイ(おさるの山)/矢板市(寺山ダム周辺、枝持沢沿いの林道周辺、県民の森キャンプ場周辺、ハイキングコース、宮川渓谷沿い)
ヤマビルを運ばないように
ヤマビルは踏んでも潰れません、人に付いてきたヤマビルが増えてしまうこともあります。
付いてきたヤマビルは、塩やバーナーなどで完全に始末しましょう。