栃木百名山で一番知られているのは男体山の家族日光連山の山々でしょう。
日光の山でも関東平野から見える日光連山は栃木県人に限らず、多くの方から愛される名峰です。
栃木百名山には日光の山はたくさんあるので、男体山を中心とした日光連山と、群馬県と栃木県の県境の山の2つの地域に分けて紹介します。
男体山家族の山々は下記の9座としました。
目 次
- 41座 男体山 ブログへ
- 42座 女峰山 ブログへ
- 43座 赤薙山 ブログへ
- 40座 大真名子山 ブログへ
- 29座 太郎山 ブログへ
- 46座 社 山 ブログへ
- 47座 黒檜岳 ブログへ
- 67座 半月山 ブログへ
- 38座 高 山 ブログへ
男体山(なんたいさん)
関東平野の北西にそびえる男体山は、なんと行っても有名な山です。それぞれの地域から眺める男体山の形が違っているので、他の地域に行くとびっくりしてしまします。宇都宮から見る男体山も素敵ですが、社山や半月山から中禅寺湖越しに見る男体山が私個人的には一番好きです。
男体山登山の正面口は日光二荒山神社です。山開きには大勢の方々がここから山頂を目指しご来光を見ます。
おすすめだったのは、裏側の志津乗越から登るルートです。標高差にして約100m少なく登れました。でも、今は車で志津まで行けないので、梵字飯場跡駐車場に車を停めると林道を4km歩かなくては行けなくなりました。
女峰山(にょほうさん)
女峰山は男体山の隣に赤薙山と併せてどっしりと佇む山です。男体山と夫婦、その子どもが太郎山や大真名子山、小真名子山で、家族として呼ばれています。
女峰山は見るのは簡単ですが、登るのが大変な山の一つです。色々なルートがありますがどのルートも日帰りでは10時間を越えるようなルートばかりです。朝の早いうちからの登山がおすすめです。
大きくは3つのルート、志津乗越から向かうルート、日光二荒山神社から向かう通称バカ尾根ルート、そしてここで紹介した、霧降高原からのルートです。周回コースも人気のコースですが体力度は高いです。
赤薙山(あかなぎさん)
赤薙山は霧降高原の天空の回廊から向かう山です。女峰山との縦走で登られることも多い山です。
天空の回廊は霧降高原スキー場跡にできた階段ですが普段から観光客でいっぱいです。特に7月初旬はニッコウキスゲが満開になるため、駐車場からシャトルバスが運行するほどです。
天空雨の回廊を登れば山頂までの半分は来ていますから、ぜひ登ってみましょう。
大真名子山(おおまなごさん)
大真名子山は男体山と女峰山に挟まれた山です。小真名子山と対になっています。
登山口は志津乗越からですが、途中には燕返しという難所が有るなど結構な急登です。でも、山頂からの眺めは最高で疲れを忘れさせてくれます。
太郎山(たろうさん)
男体山と女峰山の子ども太郎山。山頂手前にはお花畑がありますが、今は殆ど乾燥してしまい花はありません。
山頂へは志津側から登るルートと、山王帽子山を抜けて行くルートがあります。どちらも結構斜面が急です。山王帽子山からの縦走では、最後にハガタテ薙というがれ場がありますの特に注意が必要です。
社 山(しゃざん)
社山の名前は栃木県人でも山に詳しい人でないと知らない山です。中禅寺湖を挟んで男体山の反対の南側に有る端正な山です。半月山から中禅寺山、社山、黒檜岳の尾根続きの中央にそびえます。
一般的には大使館の別荘から、中禅寺湖畔を5kmほど歩いた狸窪から登ります。中禅寺足尾線の半月峠駐車場からも行けるのですが、かなりのアップダウンが続くので意外と手強いです。
社山を大使館別荘から眺めるも良し、社山から中禅寺湖を眺めるも良し。山を愛する方には意外と人気がある山の一つです。
日光の山の地図はこちらがおすすめです。
黒檜岳(くろびだけ)
黒檜岳は社山から素敵な尾根筋が続いている山です。ですがこのコースは見るのはいいのですが、歩くのは本当に上級者専用となります。アプローチが長い上に稜線はキレイですが意外とロングですし、笹に覆われて道を見失うこともあります。
一般には千手ヶ浜の登山口から登ります。登山口へは竜頭の滝から歩いたり、小田代原行きのバスなどを利用することもできます。
石楠花の時期がおすすめです。
半月山(はんげつさん)
半月山は中禅寺湖の南側に有る、中禅寺足尾線の半月峠駐車場のある山です。山頂は林間で眺望はありませんが、手前の展望台からは日光連山から、白根山、皇海山から足尾の山々が一望できます。
登山ルートは半月山駐車場からは30分ほどです。道路に沿って登山道が続いていますから、体力に応じて様々なコースをたどることができますので、楽しみな山です。
高 山(たかやま)
高山は中禅寺湖の菖蒲ヶ浜の後ろにそびえる小高い山です。戦場ヶ原と中禅寺尾に挟まれた場所柄なので、周回コースとして登る方が多くいます。
竜頭の滝側からは比較的ダラダラとアップダウンが続きます。反対に小田代原方面からは急登のつづら折りの登りになります。
山頂からの眺望はあまりないので、千手ヶ浜のクリンソウ見物と併せての登山がおすすめです。