栃木県の山間部はそばの名産地です。そんな蕎麦屋と栃木百名山登山を合わせた楽しみ方はいかがですか。
登山の後に食べる、冷たいお蕎麦。最高ですね。県内にはたくさんのお蕎麦の名店があります。ここでは、栃木百名山を登った後にお蕎麦が食べられるという視点で山と蕎麦屋をつないでみました。
もっと美味しいお蕎麦屋さんが有るよという方は、ご意見などいただければありがたいです。基本は私が実際に行って食べたお蕎麦屋山の紹介となります。
日光市今市の「報徳庵」(鳴虫山・外山・毘沙門山・赤薙山・夕日岳など)
報徳庵は日光市の済並木公園の中にある二宮尊徳翁と縁が深い仕法農家を改装して営業しているお蕎麦屋です。古い庄屋の家もすぐ前に展示されています。縁側でお蕎麦を食すなど趣のある蕎麦屋です。
報徳庵に一番近いのは毘沙門山です。その他にも日光の山々の帰りによることができます。ただし、営業時間が午後3時までなので、普通に山に登り降りて間に合う山を選択しました。
おすすめは鳴虫山です。アカヤシオの咲く鳴虫山とお蕎麦屋のコラボはいかがですか。鳴虫山の場合5時間の登山となりますから、早朝7時位の登山開始だとお蕎麦に間に合うかと思います。
その他、赤薙山や外山、夕日岳、地蔵岳などの登山の帰りでもOKです。
日光市小林の「小休止のうか」(羽黒山、本山など)
小休止のうかは羽黒山の北に位置する古民家を蕎麦屋に改装したお店です。美味しいお蕎麦もそうですが、古民家の中にある古い調度品が懐かしく、とても賑わうお店です。週末は込み合うので平日がおすすめです。、早めの登山で午前の時間ならばどうにか入れるかと思います。
こんな素敵な調度品がいっぱいです。
登山の後に小休止のうかに訪れるのならば、宇都宮の羽黒山か本山がおすすめです。
羽黒山は山頂に羽黒山神社があります。梵天祭で有名です。また、低山ですが眺望がよく冬晴れの日は遠く富士山が見られます。日光連山は目の前にどーんとあります。奥の院の密獄神社には写真のような素晴らしい彫刻も見られます。早めに切り上げて蕎麦屋のうかにでかけましょう。
日帰り登山は30リットル前後のザックがおすすめ
茂木のそばの里「まぎの」(鎌倉山、芳賀富士、鶏足山など)
茂木のそばの里「まぎの」は、そば打ち体験や蕎麦のオーナー制度などを行っている地域の蕎麦屋です。
そばの里まぎのに一番近いのは鎌倉山です。冬の雲海は遠くから写真家が訪れる山です。非常に低い山でサクッと登れてしまうので、芳賀富士や鶏足山と合わせて登ってお蕎麦もいいかもしれません。近くにある大瀬のヤナで美味しい鮎とコラボもおすすめです。
都賀の寒晒しそば「和」なごみ(谷倉山、三峰山など)
都賀の寒晒しそば「和」ばごみは、社会人の方が蕎麦の修行をして始めた蕎麦の名店です。冬は近くに流れる川に晒した寒ざらしそばが有名です。また、写真のように蕎麦を水につけて新芽が出た後に挽いて食べる新芽蕎麦は絶品です。
この蕎麦屋の近くの山域には谷倉山や三峰山があります。
谷倉山と三峰山の先には上永野の蕎麦屋や、出流山の蕎麦屋もありますのでそちらへもお好みでどうぞ。
粟野の宮入蕎麦(二股山、鳴蟲山、不動岳など)
とにかくお安くて美味しいお蕎麦を登山の後にガッツリ食べたいなら、粟野の宮入蕎麦です。ちょっと奥まっていてわかりにくいですが、いつも多くのお客さんで賑わっている蕎麦屋です。
この蕎麦屋は山からは少し離れますが、鳴蟲山や二股山、そして不動岳や横根山方面からのお帰りに立ち寄れます。
小来川の「山帰来」は風情がある一軒そば屋(火戸尻山・鶏鳴山・笹目倉山など)
「山帰来」は地元小来川にこだわりのある蕎麦屋です。地粉を使った手作りの蕎麦が味わえます。
窓空眺める小来川の風景もこのお店のこだわりです。
山帰来に行くのは一番近いのは火戸尻山ですが、他にも笹目倉山や鶏鳴山からも行くことが可能です。このあたりには行川庵などのお蕎麦屋もありますので、お好みで鹿沼の蕎麦屋に足を運んでください。
以上6件の栃木百名山とコラボできるお蕎麦屋山を紹介しました。個々に紹介したお蕎麦屋は、私が実際に食してみたお蕎麦屋です。他にもまだ行っていないお蕎麦屋も有ると思います。今後、いろいろな蕎麦屋に訪れてレポートを追加したいと思います。