栃木百名山の登山死亡事故まとめ

低山でも死亡事故が起きているのが栃木の山です

ちょっとした油断が事故を引き起こします。

注意してみてくださいね。

栃木県の山の遭難事故(栃木県警)

こちらに県内の遭難事故の分類が有ります。

参考に見てくださいね。

こちらの写真は、宇都宮の人気の低山古賀志山です。

左は危険な一枚岩です。右は死亡事故があった班根石山。

栃木百名山で死亡事故が多いのは、古賀志山、岩山、石裂山などの急峻な崖のある山です。

このような崖はチャートでできている地層に多く見られます。

チャートは大変硬い岩石で、浸食にも強いため、しばしば急峻な峰を作ります。

古賀志山の南側斜面には切り立った崖があり、パラグライダーやロッククライミングのフィールドにもなっています。

また、佐野市にある唐沢山城址は、固いチャートがつくる険しい地形が天然の要害となっていることを利用して築かれています。(産総研 地質調査総合センター (GSJ) 吉川 敏之 の職場ホームページから)

このようなことから、栃木県の低山はしっかりした装備と技術が求められます。

近年の死亡事例をまとめてみました。

2022年4月25日

古賀志山(582m)

25日午前9時35分ごろ、宇都宮市古賀志町の古賀志山登山道で、登山中だった同市、会社員男性(67)が転倒した。男性は搬送先の病院で死亡が確認された。

中尾根という鎖場のある登山道です。

でも、今回の記事によると滑落でなく、転んで岩に頭を打ち付けたことによる死亡のようです。

単独でなくグループで登山中で、物音に気付いた同行者が転んでいる男性を確認したようです。

2022年3月21日

鶏足山(430.5m)

21日午前9時50分ごろ、栃木県茂木町の鶏足山の斜面に「男性が滑落している」と登山者から警察に通報がありました。

男性は顔から出血しうつぶせの状態で倒れていて、意識不明のまま病院に搬送されましたが死亡が確認されました。

男性は山頂付近の登山道から20メートル下に滑落したとみられ、警察は身元を確認するとともに死因を調べています。

一番最近の記事です。

山頂付近には危険な登山道は有りませんが、護摩焚石の所から足を踏み外すと危険です。

詳細は分かりませんが、こんな低山でも死亡事故が起こるのは驚きです。

2019年4月21日

古賀志山(582m)

21日午前11時10分ごろ、宇都宮市福岡町の斑根石山山頂付近で、鹿沼市、会社員男性(67)が約100メートル滑落。

同日午後1時25分ごろ、防災ヘリで救助したが、搬送先の病院で死亡が確認された。

宇都宮中央署によると、男性は単独で登山中だった。同署で原因を調べている。

古賀志山はこれまでにも、御嶽山下の登山道や猪落としなどで死亡事故が起きています。

鎖場が多いので注意が必要です。ルートをしっかり下調べして登りましょう。

2017年2月8日

岩山(328m)

岩山の最北端、下山時によく利用されている猿岩から落下して死に至った。
2月8日(水)に入山して11日(土・祝)に発見された。

岩山の猿岩はこれまでにも多くの事故が起きています。

鎖が有りますが、腕の力がなくなると滑落してしまう危険な場所です。

初心者は絶対降りれはいけない場所です。

迂回路で下山してください。

2021年9月15日

石裂山(879.5m)

13日午後11時ごろ、鹿沼市の石裂山へ登山に出掛けた宇都宮市、介護士男性(46)の家族から「夜になっても帰宅しない」と警察に届け出があった。

14日早朝から鹿沼署や消防などが約20人態勢で捜索したところ、同日午後3時半ごろ、石裂山山頂西側の山林の崖下で倒れている男性を発見。

県防災ヘリで搬送されたが、約1時間半後に死亡が確認された。

石裂山は危険度の高い山です、階段や梯子鎖場が数多くあります。

足元に注意して真剣に登れば、危険は少ないのですが、気を抜くと大きな事故になります。

2019年6月15日

皇海山(2144m)

今月9日、日光市と群馬県の境にある山に登り行方が分からなくなっていた埼玉県の男性が、途中の登山道下の斜面で遺体で見つかりました。

行方が分からなくなっていたのは埼玉県三郷市の男性(68)で、今月9日、日光市と群馬県の境にある標高およそ2100メートルの皇海山の山頂を目指して、仲間3人とともに山荘を出発しましたが、先頭を歩いていて途中で行方が分からなくなりました。

警察は、遭難したとみて捜索を続けていたところ、途中の登山道からおよそ160メートル下の斜面に男性の遺体を発見し、14日、家族が確認しました。
遺体には、滑落した際にできた傷があり、警察は誤って登山道から斜面に転落したものと見て詳しい状況を調べています。

皇海山は栃木百名山の中でも最難関の山の一つです。

遭難と滑落が絶えない山です。

特に栃木県側からのクラシックルートは十分な体力と技術が必要です。

2017年3月27日(1917m)

那須岳(1917m)

那須雪崩事故(なすなだれじこ)は、2017年に栃木県那須郡那須町の那須岳ファミリースキー場付近発生した雪崩事故です。春山登山講習会に参加していた高校の生徒や引率教員らが雪崩に巻き込まれ生徒7人と引率教員1人の計8人が死亡、計40人が重軽傷を負った2000年以降に日本で起きた雪崩事故としては犠牲者が最大。

これは特異な事故ですが、冬山の危険はどこにあるか分かりません。十分注意してくださいね。

死亡事故に限らず、たくさんの遭難、滑落事故はいたる山でも起きています。

十分な装備と技術、下調べで楽しい登山を心がけましょう。

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