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低山でも死亡事故が起きているのが栃木の山です

ちょっとした油断が事故を引き起こします。

注意してみてくださいね。

栃木県の山の遭難事故(栃木県警)

こちらに県内の遭難事故の分類が有ります。

参考に見てくださいね。

こちらの写真は、宇都宮の人気の低山古賀志山です。

左は危険な一枚岩です。右は死亡事故があった班根石山。

栃木百名山で死亡事故が多いのは、古賀志山、岩山、石裂山などの急峻な崖のある山です。

このような崖はチャートでできている地層に多く見られます。

チャートは大変硬い岩石で、浸食にも強いため、しばしば急峻な峰を作ります。

古賀志山の南側斜面には切り立った崖があり、パラグライダーやロッククライミングのフィールドにもなっています。

また、佐野市にある唐沢山城址は、固いチャートがつくる険しい地形が天然の要害となっていることを利用して築かれています。(産総研 地質調査総合センター (GSJ) 吉川 敏之 の職場ホームページから)

このようなことから、栃木県の低山はしっかりした装備と技術が求められます。

近年の死亡事例をまとめてみました。

2023年5月

氷室山1102m

 21日午前10時20分ごろ、佐野市秋山町の氷室山登山道で同市、無職男性(76)が頭にけがを負う事故に遭った。男性は意識不明の重体だったが、約6時間後に死亡が確認された。(下野新聞)

 佐野署によると、別の登山者が「登山中、男性が滑落してきた」と消防に通報した。同署で死因などを調べている。

私が登ったのは山頂近くの道路脇からです。

特に危険な場所はありませんでした。

しかし根本山登山口に戻る登山道はかなりあれているという情報があります。

こちらの方面はGPSがないと道に迷うという投稿もありました。

また、この山の近くには根本山があります。今年の1月にここで滑落死亡事故がありました。

いずれにしても、栃木県内の山は一歩登山道を外れると危険な崖があります。

十分な計画と装備で登山しましょう。

2023年1月

古賀志山(582m)

宇都宮市の古賀志山で21日、滑落や遭難が相次ぎ、1人が死亡、1人が軽いけがをしました。 21日午前11時半ごろ、宇都宮市の古賀志山を登っていた茨城県笠間市の○○さん(67)が、古賀志山登頂後、別の山に縦走中に下り斜面で落ち葉に足を滑らせ15mほど下の小さな滝つぼに転落しました。

 ○○さんは、茨城県の防災ヘリコプターで病院に運ばれましたが、午後4時前に死亡が確認されました。登山仲間2人とともに午前8時ごろ山に入っていて、登山経験は豊富だったということです。  古賀志山では21日午前9時半ごろには4人で登山していた群馬県伊勢崎市の52歳の女性が岩場から滑落した後、さらに転落し軽いけが。また、午後3時前には40代の男性が1人で登山中に「自力で降りられなくなった」と警察に通報しました。けがはありませんが警察や消防が捜索にあたっています。

 宇都宮消防署のメールによると3件の出動がありました

 09時56分宇都宮市福岡町地内付近で転落事故が発生しケガ人救出のため、消防車が出動しました。

 11時39分宇都宮市古賀志町地内付近でその他の事故が発生しケガ人救出のため、消防車が出動しました。

 15時02分宇都宮市古賀志町地内パラグライダースクール北東付近でその他の事故が発生しケガ人救出のため、消防車が出動しました。(宇都宮消防署のメールから)

 9時56分の転落事故は怪我で命は助かったようです。

 次の日に亡くなったという情報もありました・・・

中尾根下の滝岩をクライミングで登っていたようです。

 また、聞いた話では11時39分のその他の事故は男滝への転落事故のようです。

 この方がなくなったようです。小さな滝つぼに転落ということは、古賀志山山頂から西に続く主稜線から外れて歩いたのでしょうか。

 15時20分のその他の事故は、崖の連続で動けなくなり救急に連絡したようです。

 赤岩岩の西の馬頭岩近辺で動けなくなったようです。

詳しくはこちら  

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根本山(1199m)

 佐野署は19日、佐野市作原町の根本山で、遭難した小山市、マッサージ店経営女性(54)の遺体を15日に発見したと発表した。

 同署によると、女性は10日早朝に一人で入山し、遭難したという。死因は胸腔(きょうくう)内出血だった。

2022年11月20日(クライミング)

古賀志山(582m)

 20日午後0時55分ごろ、宇都宮市古賀志町の古賀志山でロッククライミングをしていた群馬県伊勢崎市、無職男性(63)が高さ約15メートルの崖から転落した。男性は茨城県防災ヘリで宇都宮市内の病院に搬送されたが、間もなく死亡した。

 同日クライミングで転落事故

 20日午後1時半ごろ、宇都宮市福岡町の古賀志山でロッククライミングをしていた小山市、無職女性(74)が約4メートルの高さから転落し、尻などにけがをした。

2022年10月4日

塩沢山(1263.9m)

 

 4日日光市内へ登山に出かけたまま行方がわからなくなっていた、群馬県太田市、無職男性(80)の遺体が同市独鈷沢の塩沢山山林内で発見された。

 今市署によると、2日夜、同山の登山口近くで男性の車を発見。3日朝から同署と日光市消防本部が捜索していた。

 山林内で滑落のような傷を負っていたとされています。

 過去の記録を見ると

 「結構登りきついですが、小学四年生が登ってました。危険箇所は足を踏み外さなければ大丈夫です。」

 あまり滑落するような登山道との記憶は有りませんが、足を踏み外さなければと書いていたので、ちょっとした崖があったかもしれません。

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